デッドプール&ウルヴァリンの果たす重要な“ケア”
全体的なふんわりネタバレあり
男が男をケアする物語
デッドプール&ウルヴァリン、小ネタが詰まりすぎて消化不良を起こして吐くんじゃないかってくらいの映画なので、観に行った人もみんなその話をしてしまう
それはそうなの…
メタ映画の最高傑作
あの“いじり”や“小ネタ爆弾”でしか今のmcuとDC疲れは癒せないから
だけど、わたしがいま誰かと語りたいのは
本編のストーリーよ
いや、ヒントはあったの
これも小ネタ集のなかに散りばめられてた
アヴリル、テイラー、ファーギー、アレサ・フランクリン…ここには書けない“あの人”の曲ときたら…
さらに、いまいちパッとしない自分と、誕生日パーティー…どこまでも走る車……
そう!これは!!!
ガールズムービーの波動!!!!!
おれたちが!100万回見てきた!
プリティ・ピンク・ムービーのシリーズだよッ!!!!!!!
これはフレンドシップブレスレットの話
パッとしない中年男同士が、お互いの人生の問題をケアして、助け合う話
これをね!
「最近はポリコレでカラードと女ばっかり出してきやがって…ヒーローは男のもんだろ?」とかのファンがクソ多いデッドプール&ウルヴァリンでやってのけてるわけ!!!
いやーこれはすごいよ…しかもまだ気づかれてない
みんな小ネタの解析に忙しいから
気づかないうちに刷り込む気よ
だからね、このストーリーのメインに
慰めたり、鼓舞する女はいない
みんな自分の人生を勝手に生きてるし、なんならウルヴィの腹筋によだれ垂らしてるだけ
女が、男を消費してるシーンが多いの
出世したり、ボスだったり、コカイン漬けだったり、強くなっていたり、支配したり、女はみんな勝手に幸せ
そして男も勝手に幸せになろうぜって映画
わたしは、そう思った
それが、ウェイドの彼女へのあのセリフに集約されてるって思った
この映画は、ほんとに時代の最先端
男のための映画、それは間違いない
でもそれは、今までの“男のための映画”とは違う意味で
ハードなアクションや、デップーのシモネタや、メタ発言はおもしろポイントではあるけれど、この映画の本質ではない
そうではなく、男が、男同士で人生について話し合い、ケアしあい、マウントをとるのではなく共感を示す映画
そういう、
新しい大人の男たちのための映画
この先は、大いなるネタバレあり
観た後の人だけ、わたしと共感してほしいのよ!!!
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