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科学者をだます「科学への誠意」

空港の麻薬探知犬。

嗅覚探知はいまだに器械より犬の方が高精度らしい。

生き物である犬は、器械と違い、機嫌とってやらないといけない。

たまには麻薬見つけてご褒美もらわないと働かなくなるそう。

そのため麻薬なしの日々が続くと、

旅行客に事情を説明して荷物に麻薬を入れさせてもらい、

わざと見つけさせることがあるという。


アインシュタインによって予言されていた「重力波」。

質量のあるものは何でも、太陽でも地球でも我々の身体でも、時空間を歪ませているというのが一般相対論の結論で、その質量のある物体が動くと、その振動が時空の歪みの振動となって伝わっていく、これが重力波。

2015年、アメリカの実験施設LIGOとイタリア・フランスの実験施設VIRGOが人類史上初めて、この重力波観測に成功しました。

観測や実験の結果が本当に正しいものかどうなのか、慎重に検討するのが科学者の常。

ということでこの時のLIGOでは、データ解析担当のグループがきちんと機能しているかどうかをチェックするため、グループ長が秘密裏に重力波のようなデータを観測データに紛れ込ませ、グループがそれを重力波候補としてきちんと報告できるかどうか「ブラインドテスト」をしていたらしい。


これはほんの一例ですが、科学者たるものは、研究を通じて真理にいかに近づけるか、その為にいかにヒューマンエラーを取り除けるか、常に腐心しているものです。

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