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だいすきで大切な先輩へ 前編

いつの間にかあっという間に日が経ってしまったけれど、今日は大好きな先輩へのアンサーノートみたいなものを書こうと思う。

そんなかっこいいものにならないかもしれないけど。

私にはだいすきで大切な先輩がいる。
先輩と初めて会ったのは中学三年生の夏。
気になっていた高校の部活見学で先輩を知った。

視聴覚室と呼ばれる校舎から少し離れている部屋から楽しそうな声が聞こえてきて母とわくわくしながら覗きに行った。

先輩はその時に何人もいた部員のうちの一人。
みんなキラキラしてて本当に楽しそうで、私もこの部活に絶対入るって思って受験勉強を頑張ることにした。

苦戦しながらも何とか掴み取った合格。
高校に入学して初めて部活体験に行った時はドキドキしたな。

私が入学すると、先輩は部長になってた。
皆から信頼されてて何でも相談しやすくて、いつもメールリストで回ってくる言葉がとっても優しくて、感情を言葉に乗せるのが上手な人なんだなって思ってた。

そして二年生になる少し前、本当に自分では理由は分からなかったけれど、何故だか先輩たちに推薦してもらって、次は私が部長になることになった。
それから部長としての役割も教えてもらいながら沢山サポートしてもらった。
部活終わった後に皆でおしゃべりしながら駅まで帰る道とか、地区大会前に誰かのお家に集合してやった自主練とか、思い返せば色んな思い出がある。

そして私が三年生にあがる前、先輩は高校を卒業した。
めっちゃ泣いたな〜。正直先輩たちが居ない部活が全く想像できなくて、ものすごく心細くて不安になった。

でも先輩は卒業してからも部活に顔を出してくれて。
当時の私から見たら大学生ってすごく大人に見えたし、羨ましく思えて、何ヶ月かしか経ってないのに、先輩が急に大人になったように見えた。

そんな中わたしは国公立大学を目指すことにして、先輩も受験を応援してくれた。
面接練習も、小論文対策も、誰もが無茶な挑戦って思ってたのに先輩は本気で私を合格させようとしてくれた。
そんな風に向き合ってくれる先輩のお陰で私は日に日に合格への想いが強くなって、とにかくがむしゃらに勉強した。

ついに合格発表の日、その日は先輩も学校に来てくれてて、結果は無事に合格だった。
怖かったから放課後パソコン室で合格発表を見て、すぐ視聴覚室まで走って報告しに行って、二人で飛んで喜んだ。この日のことはまるで昨日のことのように鮮明に覚えてる。
ケーキも買ってきてくれて、お祝いしてくれた。
私の合格だったけど、あれは二人の合格だったと思う。

大学に入ってからも一緒の団体で活動したり、沢山遊びに行ったりした。
もうその時点で私にとって唯一無二で、人生になくてはならない存在だったけど、大学生になってからも人生の色んなページを一緒に進むことになるのです。

つづく。


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