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頑張っても成績が上がらない時に考える3つのポイント

「頑張っているのに成績が出ない」という悩みは、ほとんどの受験生が少なくとも1度は感じることだと思います。

こんな方に向けた記事です

●「どうせ勉強しても成績が上がらない」とあきらめている
●自分より勉強していないのに成績が良い友達に嫉妬する


動画でみたい方はこちらから


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頑張っても成績が上がらない時に考える3つのポイント

1:勉強時間が足りない
2:基準が甘い
3:頑張り方を間違えている

「頑張っているのに、、」と悩む原因のうち、1が原因である可能性はそこまで高くはありません。

主に2、または3である場合が多いです。一つずつ解説します。


1:勉強時間が足りない

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やったつもりになっているパターンです。次に解説する2のパターンと混同することが多く、「やったつもりになっているだけ」なのか、「基準が甘すぎて勉強になっていないのか」は、実際にはかなり境目が曖昧です。

一言の悩み相談で瞬時にわかる内容ではありません。

1のパターンの可能性があるチェックポイントとしては、

気づいたら長時間過ぎていることが多いかどうか

です。つまり、自分がどんな作業に何時間費やしているか、自覚できない場合です。「え!?もうこんな時間!?」というのは、集中しすぎた場合の反応であることが多いですが、「ちょっと休憩してたら、気づいたら今日が終わっていた」という場合を指します。


2:基準が甘い

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2つ目はかなり多いパターンです。「勉強した」として勉強を終了させていますが、その「勉強した」の基準が低すぎて、実際には全く勉強になっていないパターンです。1とは別の意味で「勉強したつもりになっている」状態です。

例えば英単語を10個勉強するとして、10個をそれぞれ2秒ずつ目で追って「勉強した!」とする人はいないと思います。

「勉強した」とは、「覚えたかどうか」、もっと真剣に考えるなら「試験本番で使えるようになったかどうか」がゴールですそのゴールにたどり着いていないものは、「勉強した」とは言えません。


上の例は極端でしたが、頑張っているのに成績が上がらない人は、上の例と同じことをやってしまっている可能性があります。

「試験本番で使えるかどうか」とは具体的には「何も見ないで思い出せるか」、「悩まずにすぐ説明できるか」ということです。

大学受験でいうと、当然個人差はありますが、かなりポテンシャルのある方を除けば、最低でも1冊の参考書を3回は繰り返さないと、定着したといえる状態にはならない場合が多いです。定着が遅い方、勉強が得意ではない方なら、5回、7回と、より繰り返す必要があります。

一方で、参考書を1回解いただけで「勉強したのにできない」と感じているようであれば、まさしく「基準が甘い」です。



3:頑張り方を間違えている

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3つ目は、勉強方法があまりにも非効率的で、結果が出ないパターンです。

これは、「とにかく勉強すればいいんだよね」と、勉強を大雑把に考えすぎてしまう方や、真面目過ぎる人に多く見られます。

例えば、

・授業のノートをきれいに取ることに夢中になりすぎる
・テスト直前で自分専用の暗記ノートを作成して、実際に内容を理解して暗記する時間が足りなくなってしまう
・教科書の端に書いてある細かい事の内容が気になりすぎて、調べまくっているうちに何時間も経ってしまう

こういったパターンです。

これは少し難しく表現すると、「勉強という手段が目的化してしまった」という状態です。


そもそも勉強は、学校のテストで点数を取るため、入試で結果を出すために行います。

もちろん、趣味・好奇心を満たすために勉強するのもいいと思います。勉強そのものを楽しむことは良いことです。

しかし、「試験で点数を取る」という目的に向かっていない勉強をしてしまうと、当然ながら結果は出ません。

「頑張っているのに結果が出ない」ではなく、「結果が出るような勉強をしていない」ということになります。


このパターンは、自力で回避するのは簡単ではありません。

気づかない間に「興味で勉強してしまっている」からです。

気づくためには、少なくとも1回、「頑張ったのに結果が出なかった」という経験と、その経験を反省した時に「試験で出題されたこととは全然関係ないことを勉強してしまっていたな」と認めることの両方が必要です。


常に自問しなければいけないのは、「今考えていることはそのままテストに出題されるか」、「今考えていることは、本番でも役に立つ知識か」という問いです。

これにはもちろん限界があり、「役に立つかわからないものは勉強しなくていい」わけではありません。

しかし重要なのは、「自分の興味だけで勉強していないかどうか」を常に確認することです。

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最後に一つ重要なこと:「上がって当たり前」と周囲から言われるほどの質と量を目指す

勉強のやり方一つで、結果は大きく変わります。

当然、勉強時間が少ないよりは多い方がいいですが、それ以上に勉強のやり方の方が、結果への影響は大きいです。


勉強の質や量についてのコツはいくらでもありますが、最終的に必ず結果を出す人は、周囲からの評価が決まっています。

「あいつはあれだけ頑張っていたから、結果が出て当然」という評価を受けていたら、もうそれは本物です。


勉強量だけでは、そのような評価はされません。実際に、結果が伴う必要があります。

下手な勉強方法では結果が伴わないため、最終的には勉強方法を工夫する必要が出てきます。


実際に一気に成績が上がる人も、安定して順調に成績が上る人も、かなり効率よく勉強をしています。(元々天才の人は、最初から成績が良いです)


「あの人は上がって当然」と評価されるほど、量にも質にもこだわって、大雑把にせずに一つずつ、結果を出すための工夫を増やして続けていく必要があります。


まとめ:頑張っても成績が上がらない時に考える3つのポイント

1:勉強時間が足りない
2:基準が甘い
3:頑張り方を間違えている


本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。


動画ですぐに復習し、脳にしっかりインプットしたい方はこちらから(2回くり返すだけでもかなり定着します)


==書いた人==


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