大学受験の機会を逃すと途端に高めにくくなる一つの能力
大学生になってから、あるいは社会に出てから、自分の学習方法について深く内省して改善していこうとする人はどれくらいいるでしょうか。
学習力、つまり新しいことを学ぶ力について、深く考えるタイミングはなかなかありません。今回はこの、「新しいことを学ぶ力」について書いていきたいと思います。
いかに早く学べるかが重要な時代
情報で溢れかえっている現代では、次から次へと新しいものが誕生します。
デジタル機器やスマートフォンアプリをはじめ、それらを活用した便利なアイテムやツールが新しく登場すると、まず我々はそれを使うか使わないか選択します。
そのアイテム・ツールに興味が無い場合は当然ですが、「新しく何かを覚えるのは面倒・大変」という理由で、それらを使わないことを選択する人もたくさんいると思います。
そして、使うと決めて初めて、そのアイテム・ツールの使い方を理解しはじめます。
この過程には、①新しいことを理解する負担感、②使い方を理解できるかどうか、実際に使えるかどうか、の二つのハードルが存在します。
これらのハードルを両方クリアしなければ、新しいアイテム・ツールを使えるようにはなりません。
もちろん、新しいものに次から次へと手を出せばいいわけではありませんが、
新しい情報に対して常に距離を取り続けてしまうと、いつの間にか時代に置いていかれてしまうということになりかねません。
学習力は様々な場面で大きな差を生む可能性がある
こうした環境である現代では、何をするにしても新しく学ぶ必要があるものが含まれる可能性が高いです。
その際、「やったことがないから」・「知らないから」等という理由で、最初から「できない宣言」をして諦めてしまうのは、行動の範囲を狭め、経験や吸収する知識の幅を狭くしてしまう原因になります。
その場では「やらない」と決めてしのいだものであっても、別の場面でまた必要になることも多々あると思います。
例えばスマートフォンをギリギリまで使わないようにしていた方々の中には、周囲の知り合いとLINE等で連絡を取り合うのが当たり前になってから、
慌ててスマートフォンに切り替えたり、切り替えてもやり方がわからず苦労したという方もいらっしゃるかと思います。
当然、すべての新しいアイテムを取り入れる必要もなければ、知る必要もありません。しかし、何一つ取り入れないというのは現実的ではありません。
何を取り入れるかを決める意思決定力、そして決めたものを理解し身に付ける能力、がどうしても必要になってきます。
ここで、学習力(ここでは「新しいものを学ぶ力」とします)が高ければ高いほど、どんどん新しいものを使えるようになっていくことができます。
このように学習力は、一昔前より一層重要性が高まっていると考えます。
大学受験で自分の学習力としっかり向き合う
大学受験は、学習に集中できる数少ない機会の一つと捉えることができます。
大学受験では、自分の学び方について考える機会がたくさんあります。
例えば毎日頑張って勉強したにも関わらず、模試でいい結果が出なかった時に「なぜだろう」と考える人は多いです。
努力が結果に結びつかないのは、どんな物事においても辛いことだと思います。この問題を解決するために、「なぜだろう」と考えた結果、「どうやって勉強するといいのか」という問いに簡単にたどり着くことができます。
このように大学受験は、自分の学び方と向き合うには絶好の機会です。
逆に言えば、大学受験の機会を逃すと、自分の学び方と向き合う機会は一気に少なくなると考えています。
つまり、大学受験の時に培った学習力が、そのまま大学生活、社会人になってからも変わらない可能性も考えられます。
大学受験以外の場面でも、学習力を高めることは当然できると思います。
その上でパラリアは、「大学受験が学習力を高める絶好の機会」と考えています。
だからこそ「なぜ」という問いを中高生のあらゆる行動に問いかけ、自分を客観視する能力、自分を批判的にみて、よりよい行動に改善していく能力を育てていく必要があると考えています。
●まとめ:大学受験の大きなメリット
大学受験は、学習力について試行錯誤する絶好の機会
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