マガジンのカバー画像

パラリアの三次会【土曜日更新】

22
パラリアCEO浅見、東大前校の木元・オギタが「二次会」のノリで、ときに真面目にときにだらりと語り合う、「パラリアの二次会」で出てきたわかりづらい用語を解説したり、気になったところ… もっと読む
運営しているクリエイター

#浪人生

パラリアの二次会 第22夜 これまでとこれからの「日本社会のしくみ」 の解説

おはようございます。パラリアの二次会の解説も、いよいよ22回目です。 音声はこちら 【内容の解説】 今回は、小熊英二(用語解説参照)の著作、『日本社会のしくみ』について、話を進めています。  この本の中では、現代日本の雇用状況は、3種類に分けられると言われています。 ①大企業型は、大都市近郊に住むサラリーマンで、収入はそれなりに多いものの、子供の教育にお金をかけたり何なりとおかなげかかります。 ②地元型は、地元での密なネットワークがあり、近隣住民や親戚との助け合いが見られ

パラリアの二次会_第17夜の解説

おはようございます。今回は第17夜の解説です。 音声はこちら。 【内容の紹介】前半は「コンセプチュアル・スキル」なるものの話をしています。コンセプチュアル・スキルというのは、概念化能力と訳されるもので、概念を利用する能力を指します。例えば、「あの問題とこの問題は数列と二次関数で違う問題に見えるが、両方とも解と係数の関係がポイントになっている」などと、概念(この場合は「解と係数の関係」)を軸にして問題同士の繋がりを見つけたり、逆に違いをはっきしさせたりする能力です。 コン

パラリアの3次会、第10夜

おはようございます。今回は第10夜の解説です。総集編なので、いつもより少し長めです。ここ数回の教育の歴史シリーズのまとめなので、過去の回も合わせてお聞きください。 音声はこちらです。 【要約】 教育の歴史について話してきたここ数回の振り返りで、時間的には古代・中世・近代・現代と区切り、空間的にはヨーロッパを念頭において、それぞれの時代で教育がどうなっていたかを語ります。 まず古代は、ソクラテスやプラトンが活躍した時代のギリシアがテーマになる。民主政が花盛りのギリシアでは