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2021年東京パラのランキングが見れるの知っていますか?

 まず、このランキングは2020年12月時点のパラ水泳のタイムランキングであることをお伝えしたい。

もちろん、実際東京パラが行われても、このランキング通りいくことはないだろう。


 しかし、現時点でランキング上位3位に入っていれば、かなりメダル獲得を目指せる位置にいるということは言える。

ということで、今回はパラ水泳の東京パラランキングの見方と、2020年12月時点のランキングから読み解くトップスイマーの秘密について解説していく。

1.東京パラのランキングの見方

 まず、World Para Swimming という世界のパラ水泳を取りまとめる組織が運営するサイトにランキングが掲載されている。

ランキング以外にもパラ水泳のイベント情報、インタビュー記事、過去の大会動画を見ることができる。

しかし英語サイトなので、なかな読む気にならない人が多いと思う。そこで、googleのサイト翻訳機能を用いて、日本語に変換しながら読み進めていくのもおすすめである。

アートボード 1

 

World Para SwimmingのRankingsというところから、Para Swimming Rankingsを見ることができる。

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大会ごとのランキングなども検索でき、過去選手たちがどのようなタイムで泳いできたかを調べるのも面白い。

 今回は、東京パラ大会に向けた、現時点でのランキングを見るため、

Ranking Type → Minimum Qualification Standard
Ranking List → Tokyo 2020 Para

に設定した。

では、実際に見ていこう!


そこから見えてくるトップスイマーの秘密とはいったい??


2.トップスイマーの傾向

 2020年12月時点の東京MQSランキングをクラスごとにまとめてみた。

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 男子選手の結果を見て、はっきり分かることが1つある。

それは、2019年ロンドン世界選手権で出したタイムがランキングのトップ3を占めているということだ。

女子選手も同じ傾向にありそうだ。

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 この背景には、2つ考えられることがある。

1.大会に出場できていない
 今年はたくさんの大会がなくなってしまい、未だに一度も大会に出ていない選手もいるかもしれない。そうなると、世界選手権から記録を更新する機会もなかったため、タイムが大幅に伸びていてもランキングに反映されていない。つまり、ダークホースがもしかしたらいるかもしれないということだ。
2.世界選手権の効力
 大舞台ではやはり見えないプラスの力が働く。モチベーションの高さも段違いだろう。さらに、試合までの持って行き方も他の試合と比べ、緻密に練られているに違いない。それらが相まって、世界規模の大会でしか出せない驚く記録が出ている可能性がある。

 特に、2019年ロンドン世界選手権を終えたあとから、大会の記録結果が見えてこない選手は2021年に驚く記録を打ち出してくるかもしれない。


2020年は大会に出ず、着々と2021年のパラリンピックに備えている選手がいると思うと、楽しみでもある。

 新たに素晴らしい記録が生み出される2021年になることを期待したい。


3.まとめ

 2020年時点でのMQS東京パラランキングを見て分かったことは、2019年ロンドン世界選手権で出したタイムが、2020年ランキングのトップ3の約50%を占めていることである。

 もしかしたら、2020年は大会に出場していない可能性も考えられる。

このことから、2021年は一気にランキングが入れ替わることもあるかもしれない。それもパラリンピック水泳を盛り上げる一つの要素になるだろう。


 選手たちの驚くべき活躍に世界が興奮する2021年になりそうだ。

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編集長


 


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