4章①【ノイズ】 異様な日常 11/12/2017
ノイズ[平成29年11月12日(日)]
大学の帰り道、天気のいい日は、節約のために何駅か歩いて帰る。
先日の帰りのこと、小さなアーケードがある商店街を通る抜ける時、目が霞んで眩暈が起こったように思った。
なぜか、空中の1点だけが霞んで見えた。
しかし、目眩がしたわけではなく、周りははっきりとした景色なのに、空と街路樹と街路樹の間くらいに直径1メートルくらいの、
「ノイズ(画像の乱れ)」を発見した。
え?
と驚き瞬きしたが、やはり
「ノイズ」が同じ一点に留まっている。
それはほんの一瞬、5秒か10秒くらいだと思う。
パソコンの画像の乱れみたいな、デジタル(0と1)なものである。
すぐに普通の景色に戻った。
気のせいかと思うくらい一瞬の出来事だった。
しかし、確かに、薄水色の空と街路樹の枝の茶色と葉っぱの濃い緑の部分が、テレビの調子が悪い時の画像の乱れのようになった。
目の錯覚とは思えなかった。
家に帰って、家族に
「景色にノイズが走っていた」と話したら、
「どういうこと?」と軽く笑われた。
そりゃあそうだ。
景色が乱れるって、どういうことかわからない。
こんなことを人に話したら、完全に中二病か危ない人と思われてしまう。
人生こんなこともあるのかなあ。
そんなことより、哲学の勉強をしなくてはならない。
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半世紀以上前の世界に来てしまった。どうすれば、元の世界に戻れるんだろう。
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