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【時代分脈と人ー白洲次郎からの吉田茂】

バカヤロー解散、こんな言葉でしか認識していなかった。
白洲次郎をディグるうちに、吉田茂に出会い、そんな中ワクイミュージアムで出会ったの1936年製、黒塗りのロールスロイス。

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過去に博物館やイベントで見てきたどんなクラシックカーよりも、威厳があり、ただならぬオーラを発していました。これで大磯から首相官邸まで通っていたんだもんな。一国の総理大臣とは、こうあってほしいなと強く思った。

それから、吉田茂が気になって気になって仕方がない。
ロールスロイスを待ち受けにしてみたり、吉田茂が行ったレストランを探してみたり、色々してみた。今、吉田茂の10年前のNHKのドラマを見ています。渡辺謙が吉田茂を演じていたもの。

まだ途中までなんだけど、本当に人って、時代で作られる。吉田茂の父親は、自由民権運動に関わっていたことで逮捕されてしまう。母親については今でも不明だそう。養父は実の父親の親友だったのだけれど、吉田茂が11歳の時に、40歳の若さで亡くなってしまう。莫大な遺産が残り、そのお金で大学に進学し、外交官・・・(調べたら学習院だった!嬉しい・・・先輩だ;;)

こんな生い立ちや時代背景から、孤児となってしまった寂しさ、それを乗り越えるために自分で意思決定して行動して…を小学五年生の年でしていったんだから、すごい。戦争中、戦後も色んな大切な人を亡くして、こういうものを乗り越えてきた野武士みたいな逞しい人が戦後混乱期の日本を引っ張ったんだな…。

白洲次郎も、裕福ながら誰も自分を理解してくれないという心の寂しさから周りは手をこまねいてロンドンに左遷され、、、そして、良いものに広く触れ、対話し、学び、行動し…だからきっと、二人は馬があったんだろうな。人生が似ていた。こんな同士に出会える人生って、素敵。

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政治はまだ勉強中でよくわからない。賛否両論あると思う。けど、リーダーシップという点で、大切なものは何かを考え、堪えてぐっと守り抜く父性的強さを感じた。

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日々の生活の中で忘れがちだけど、私たちは歴史の上にいまを生きている。そして、同じ時代に生きている人と、時代分脈を共有している。

どんな時代に今いるのか、どんな方向にいくのか、データやトレンドのみに頼るのではなく、歴史に学んで、足で感覚を稼いで、審美眼を磨いて、想像していく力が大切。ビジネス文脈において、時代分脈が置き去りになっていることが、今課題とされていることの原因に収束していく気がする。
目指す未来に向けて、バックキャストで毎日を生きると、想像以上の感動に出会える気がする。そんな人が増えると、時代は明るく楽しくなるんじゃないかなぁ。

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