見出し画像

最終面接で考えさせられたこと

来年4月入社の採用が活発化してきました。早いですね。まだ入社まで1年近くあります。先日、2023年入社、第1回目の最終面接を行いました。候補者は短大2年生。わたしとは親子ほど年齢が離れてきました。こわいこわい。
我が社の最終面接は、まず30分間で自己紹介をたっぷりしていただきます。その後、質疑応答で30分ほど。約1時間、候補者とじっくりと向き合います。

若者の買い物事情に驚愕

洋服が大好きで、自身のコーディネートをSNSへ投稿し、ファッションを楽しまれている方でした。アパレルの購入先は、もっぱらインターネット。お気に入りのデザイナーのブランド服を購入するため、食費は極限まで削っているそうです。「食費って、もったいなくないですか?」と言われてしまいました。それは、人それぞれだと思いますが・・・。

買い物はインターネット中心、という世の中になりつつあることが現実的に感じられて、改めて恐ろしくなりました。インターネット強者の若者が年を重ねて、どんどん主流派になっていくんですよね。
実店舗で買うことの意義を考えさせられました。
ワクワク感、着用感、素材感、人間味、新しい発見。リアルならではの買い物体験の素晴らしさが、スマホ上の数センチの画像に負けるなんて、ゾっとします。でもこれが現実なのですよね。
我が社はインターネット販売もしていますので、選ばれる店、選ばれる商品のアピールの仕方、お客様との接点の作り方は、もっと磨いていきたいところです。
そして、「ウィンドウショッピングって言葉を知っていますか?」と聞いてみると、「すみません。知りません。」とのこと。
どひゃ~!それ、わたしが一番好きなやつです。
ウィンドウショッピング、もはや、死語なのでしょうか。

インターネットの買い物で、失敗することもあるはず。
聞いてみると、やはり、サイズで失敗することが多いそうです。そんな時は、どうするのかと たずねてみると、フリマサイトで売って、違うサイズを購入し直すそうです。
購入したサイトに返品するよりも、フリマサイトで売って、買い直す方が、ハードルが低いというのです。そりゃあ、C to Cのマーケットも拡大するはずですね。消費行動が様変さまがわりしていることを再認識させられました。我が社も変わらないと、生き残れませんね。

接客の基本

そんな候補者が、我が社でやってみたい仕事は、「接客」と言うから、またまた驚きです。接客された経験がないのに?と思ってしまいますが、お客様にどのように声をかけるのか、聞いてみました。

インターネットで、その商品を買うかどうかは、「くちコミ」を参考にします。なので、「なにか困っていることはありませんか?」と声をかけます。

と答えてくれました。実際に、お客様に「困っていることは何ですか?」とストレートにお聞きすることは滅多にありませんが、小売業の基本は、お客様のお困りごとを解決して差し上げること。なかなか分かってますね。

ということで、無事に「内定」となりました。

おまけ:学生時代にやっておくべきこと

この質問、学生からよく聞かれます。就職活動の基本か何かに必ず聞け、とでも書いてあるのでしょうか。我が社に入社する前に何か勉強しておくことがあるか、という意味のようです。
我が社の場合、答えは「ありません」です。
仕事のスキルや必要な知識は、社会人になってからしっかり学べばよいのです。とにかく、今は、思いっきり学生生活を楽しんでほしいですね。しいて言うなら、海外旅行に行って欲しいです(このご時世でなかなか難しくなってしまいましたが)。
学生時代にしかできないことをたくさん経験して、我が社に入社していただけることを願っています!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?