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一人旅☆リボーン洞戸にて

カナダにいる友だちが私の「がん」を知ってすぐ、必要なものを購入してとお見舞いを送ってくれた。
それで初めて購入した「がん」の本が
がんが消えて行く生き方」だった。
あらためて見てみたら、8月31日に購入してる。
丁度2回目の手術前、一時退院してた頃。
まだガンだとはいえ、ステージもわかってなかったので絶望感はないまま読んでた。

それでもその内容はとても希望のあるもので、書いてらっしゃる先生ご自身が「がんを克服した」となるとますます希望の光は強く輝く。

その先生が運営してらっしゃる施設のひとつに「リボーン洞戸」がある。

がん患者をはじめ、がんに興味のある方なら誰でも宿泊出来るとの事。
代替治療も各種用意されていて希望すれば受ける事も出来るようだ。
また「何故がんになったのか」を自分の内面や生活習慣から見直す事も出来る(それが肝かも。)
最もいいのは全てから抜け出して、がんからも解放されるような空間を用意していただけるって事なのかも。

そんな宿泊施設。
2回目の手術後、ステージが判明して絶望して予約を入れてから1ヶ月後。

やっと着いた!!

柔らかな木の床。
空気もとても綺麗。
すべてがピカピカな室内。

そして会いたかった、あの日絶望する私に希望の種をくれた電話の主、施設長のYちゃんに会えて、思わず感涙。

私ががんにならなければ、あの本をたまたま読まなければ、絶望しなければ、会う事はなかった人。
すごく不思議なご縁。
出会わせてくれてありがとうと思わずにはいられません。

お部屋からの眺め。
ベランダに出てこの景色を見ながらお茶を飲んだり、歯を磨いたり、瞑想してみたり。

このコップ1式はチェックインの時に貸出してもらえます。
有機番茶がいつでも自由に飲めます。
その時に滞在中呼んでほしい名前をシールに書いてフタの部分に貼っておきます。
チェックアウトまで自分専用コップです。

こちらでは体調に問題なければ一緒に洗い物をしたりもします。
またその時間もお食事の知恵をもらえたり、いろんな事を気軽に相談できる貴重な時間にもなりました。

私が泊まったお部屋はこんな感じ。
ふすまに貼られてる和紙はすべて「美濃和紙」だそうです。
そして、この「美濃和紙」、ピンク色があしらわれてますが、イメージは「子宮」でした。

子宮を無くした私が泊まるお部屋のテーマが「子宮」
なんとなくとてもいいご縁を感じてしまいます。

そして、これまた念願の「船戸先生」にも診察していただけました!!\(^o^)/
わーい!!ほんもの!!

今までの話や治療内容や「おまけの人生」に至った考え方や、あらゆる事をお話しつつ、身体も診ていただき、先生の本を参考に生活習慣もかえた事などもお伝えしました。

本に出てくる先生の印象そのまんま
「がっはは」とお笑いになると
「貴方なら治るよ!」と風邪が治るよって位にあっさり仰って一瞬何言われてるかキョトンとしちゃう私。
「ちゃんと5ヶ条守ってるし(先生の本に出てきます。寝技、食べ技、動き技、温め技、笑い技が5ヶ条です)何よりよく笑ってるし!治るよ!」

いろんな方の「治った」を見届けてきた先生の「治るよ!」はどれだけの希望になったか。
これからも頑張って治療していこう。
とあらたに思えた日でした。

コロナだけどね!でも少しはいいよね!消毒してるし!とガッツリ熱い握手をしていただき、たくさんパワーをもらった気がしました。

そういえば、こちらでもお花がいたるところに飾られていました。
こういう身体になってから、やたらとお花に縁が出来てます。
お花をいただく事も多くなったし、自分でも購入してます。
がん先輩の友達にもLINEでよくお花の画像を送ってもらったり。

自然にパワーをもらうという、今までならよくわかんなかった事に触れて少しずつわかってきてるような。

お花を見るとほっとする事にも気づきました。

夜ご飯。
お野菜中心の減塩な食卓。
めちゃくちゃ美味しくて、レシピを聞いたりしました。
またここで「醤油麹」の事も教えてもらい、ここで使ってる「麹」が売店で売ってたので買って帰り「醤油麹」を作って今ではマストアイテムに!
少しの量で本当に美味しく、だいたいお醤油の半分の塩分量になるので、助かってます。

そうしてバタバタと一日は終わりました。
あー!もっといたい!!

つづく

ぱらこ

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