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図書館に居る人が、みんなロダンの「考える人」になったら

書きたいことはあるのに、言葉が全然出てこない。困った。今日は図書館にパソコンを持ち込んでnoteに投稿する文章を書こうと思ったのに。だから、図書館に居る人を観察する。

日曜日の図書館。この間、平日に来た時より若干人は多め。学生と思われる年代の人が多い。目の前の、わたしに背を向けて座っているグレーのパーカーの人は、何を読んでいるんだろう。斜め向かいに座っているちょっとしわしわの白シャツの男性は、シャツと同じ白色のイヤホンを付けて、スマホとMacを操作している。姿勢が良い。わたしもついでに背筋を伸ばす。

監視員の人が回ってきた。悪いことをしている訳ではないのに、ちょっと緊張する。道でパトカーとすれ違ったときと同じ心境。周りの人をこっそり観察しているから余計に。でももう少し観察を続けよう。

さっきの監視員のおじさんが、外に移動した。鼻を結構な勢いでかきながら、もう一人の監視員のおじさんと話している。わたしも今日は鼻が痒い。

向かいのテーブルでさっきまで勉強していた学生が、机に突っ伏して寝てる。隣の友達は、イヤホンを付けながら勉強継続中。ちなみにわたしは、福山雅治の「東京」を聴きながらこの文章を書いている。「外苑東道りを歩く ゆっくり ゆっくり」のところが癖になる。他の人は何を聴いているのだろう。

人が何かを考えているときの顔は素敵だ。勉強しながら、本を読みながら、パソコンで調べ物をしながら、何かを考えている。家の近くの図書館にも、たくさんの考える人が集まっている。その人たちが皆、ロダンの「考える人」になったら結構迫力あるだろうなとか考えながら、そろそろ観察をやめます。

最後までお読みいただき、ありがとうございます! 泣いたり笑ったりしながらゆっくりと進んでいたら、またどこかで会えるかも...。そのときを楽しみにしています。