見出し画像

合わない仕事と体調の変化。

マクドナルドのカウンター席に座って、ぼんやりと外を眺める。

宝くじ売り場の店員さんが開店準備をしている姿を見て、思わず「うらやましい」と思ってしまった。わたしにはオフィスワークが向いていない。

25歳くらいのときに、3カ月だけオフィスワークをしたことがある。仕事を覚えるよりも前に、常に人がいる環境の中に一日中居続けなければならないという、オフィスワークの至極根本的なところでつまづいた。電話や会話が途切れない中で一日中仕事ができる人は、一体どういう神経の持ち主なのだろうと、本気で思った。

オフィスワークは合わないとわかっていたが、仕事の内容が違っていれば、週5日勤務でなければ、こんなわたしでも働ける職場があるかもしれない。そう思って飛び込んでみたものの、やはり肌に合わないらしい。引っ越してから拒食傾向だったが、ここ数日は過食に移行しはじめ、食べたものを戻す日が続いている。

子どものときから、ストレスがかかると食に影響が出る体質だった。幼稚園に持って行くごはんは、キティちゃんのステンレスのお弁当箱に100円玉サイズのおにぎりふたつ。あの頃は確か、幼稚園に行きたくなかったし、家でも母の体調が不安定だった。

金曜日の夜は、解放感よりも翌週のことで頭がいっぱいになり、土日が来ると、猛烈な焦燥感に襲われる。オフィスワーク以外の仕事だって過酷なのに、それでも笑っている時間は圧倒的に多かった。いまは疲れ方の種類が違う。

新宿のビル群がわたしに迫ってくる。油断してると潰される。どうしたものか、考えあぐねている。そうしていると、貴重な土曜日がいつの間にか終わってしまう。

最後までお読みいただき、ありがとうございます! 泣いたり笑ったりしながらゆっくりと進んでいたら、またどこかで会えるかも...。そのときを楽しみにしています。