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ドイツの中世祭りと観光と。

こんにちは、最近雨が多くてすっかり引きこもっているパプリカです。


日本も梅雨に入って雨が多いのかな?
私の住んでいるところは雨が降ると気温が15℃くらいなのでまだちょっと寒いです。

そんなドイツだからか晴れてる日は外に出て散歩したり日光浴したりしてる人をよく見かけます。
ちなみにドイツ人の散歩は軽いハイキングらしいので誘われたら気を付けてくださいね。私も誘われたことはないので知らんけど。

そして今年、ドイツは様々なイベントを復活させています。
ここ2年はコロナの影響でいろんなイベントが中止になっていたのですが、今年は各都市で伝統的なお祭りが開催されていて週末は外出する人も多いです。

せっかくなので私も行ってきました!
今回はそのお祭りについて書こうと思います。


思い立ったが吉日?

今回私が行ったお祭りはヴォルムスの中世祭。
ヴォルムスはフランクフルトから少し行ったところにあります。

私の家からは約4時間。

大人だけなら問題ないのですが4歳と1歳連れだと片道4時間はきつい…

しかも中世祭があることを知ったのが木曜日の夜中で、土日に行くとしてもホテルの予約、旅行の準備…うーん……

とまぁそれなりに悩んでたんですよ。
そこで金曜日起きてすぐ夫に相談しました。

私「ヴォルムスの中世祭行きたいけど、日帰りはきついので近くの街で一泊して行きたい」

夫「じゃあ今日の仕事終わったらすぐ行こう」

……は?

いや、は?ってなるやんこんなん。
え、今日行くの?今から?ええぇ?

夫の仕事は日本の時間に合わせてるので、ドイツ時間での13時に終わります。

そこから片道4時間も流石にきついので話し合った結果、途中のヴュルツブルクで宿を取り、2泊3日の計画で行くことになりました。

当日にホテルの予約とれるかな…とか心配してたけど、無事に予約も取れたので急いで準備!
(実はチェックインの時にトラブルあったので無事ではないんですが、泊まれたからよしw)

まさか相談したらすぐ行くことになるとは思わなかった。
私もフットワーク軽い方だけど、夫…行動力の権化かよ。


ヴォルムス中世祭へ!

というわけで金曜日の昼から電車に乗りヴュルツブルクで1泊。

翌日の土曜日にヴォルムスへ行って来ました。
このヴォルムスはニーベルンゲンの歌の舞台だとか。そこで開催される中世祭もニーベルンゲンの歌にちなんだジークフリート伝説のものだったりします。


正直私はニーベルンゲンの歌もそれを元にしたニーベルングの指環(ワーグナーの楽劇)も知らなかったのでそこはよくわからないのですが

どうやらこの中世祭の見所は騎士たちの野戦らしいので、それを目的に時間になるまで少しウロウロ〜

広場にテントが張ってあって、中世の格好をした人達が沢山!!

売ってるものも中世の服や木でできたお皿など、雰囲気抜群!
異世界へ来た気分〜!

お店を出してる人やテント内にいる人はキャストさん(サークル活動や団体さん)らしいのですが、一般参加の方たちも中世の格好をしていてめっちゃかっこよかったです。

もし来年も参加するなら私も中世の服着たいー!

でもこんな日本人顔で背の低い私がまともに中世の服着たら雰囲気ぶち壊しそうなので、人外になるしかねぇ!

実際エルフ耳のお姉様を何人か見かけたので人外ありだと思う。


話はそれましたが、お昼過ぎくらいに目的の野戦場へ

適当に座ってたに目の前に戦士たちが!!
観客もキャストも盛り上がってたけど、ドイツ語だから何言ってるかはわからん!!

とりあえず「立てー!」言われたから立ち上がったけどもw

この戦士たちの向かいに別の戦士がいて(見た目的に向こうは騎士っぽかった?)雄叫びと共に戦ってました。

見所なだけあって楽しかったです。


その後は遅めの昼食。
屋台で売られてる食事も中世っぽいものばかり!
大鍋で炒めた野菜をパンに挟んでくれたり、串に刺さった肉焼いてたり。

ワイルド

そしてボリューム…

ご飯の写真撮ってなかったから写真ないけど(^^;;
ごめんね

特にこの串に刺さった肉がめっちゃ美味しかったよ!息子も気に入っておかわり買いに行きました。


なにかお土産も買えばよかった。
迷ったんだけど買わず、ちょっと後悔してます。木の食器屋さん可愛かったから…


ただ歩いてるだけでも楽しい。
他にも斧を投げて木の的に当てる遊びや武器が売ってる店もありました。需要…


ヴォルムス大聖堂

お祭りを堪能したあとはヴォルムス大聖堂へ行きました。
こちらもニーベルンゲンの歌に出てくるようで。

そうでなくても素敵な建物だと聞いたのでのんびり歩きながら向かいます。

どこから撮るのが正解だったんだろう…
多分ここは正面ではないと思いますが、それでもかっこいい。

中はやっぱり煌びやか。
ヨーロッパの教会は外から見てる時と中に入った時のギャップが毎回すごい。

建築には詳しくないのだけど、ロマネスク様式らしいです。

日本のお寺や神社もそうだけど
こういうところに来ると背筋が伸びる感じで結構好き。

しかし建物内で声が響くのが楽しかったのか、娘が大声を出していたので早々に退散しましたが(汗)

この日もヴュルツブルクで1泊するので帰りの時間もそこまで気にせず楽しめました。

そう考えると夫の決断力と行動力に感謝。

マリエンベルク要塞

日曜日は中間地点に選んだヴュルツブルク内を観光して帰ることにしました。

ちなみに泊まったホテルがめちゃくちゃ良くて、スタッフも優しいし朝食も美味しかった。

まずはヴュルツブルクの中でもかなり高いところにあるマリエンベルク要塞へ。

ここは要塞と言うだけあって行くのはなかなか大変でした。

坂道。とにかく坂道。

でも景色はよかったので登る価値はある!

ただ普通に高いので高所恐怖症の方は気をつけてね。
私は足がすくんだので写真を撮ってたのは夫です。

要塞自体も石造りで華やかさはないけどかっこよかった。

こちらは美術館と歴史博物館もあって、それも良かったですよ。
美術館とか博物館は子連れだと気が引けるのですが、ここは特に歴史博物館が子供のための施設と言ってもいいくらい充実してました。

滑車の原理を学べる
善と悪をはかる天秤

個人的には天秤が好きでした。
積み木が置いてあって一つ一つに良いこと悪いことが書いてあるんですが、内容が「おばあちゃんを抱きしめる」とか「おもちゃを一緒に使う」とか、子供がクリア出来そうなハードルなのが最高でした。

ちなみに悪いことは「他人の悪口を言う」とか「宿題を写す」とかでしたw
これまた子供たちがやってしまいそうな内容。

面白いもの作るな〜と感心して見てました。
まぁうちの子は読めないので全部積んでたんですけどね。


ヴュルツブルクレジデンツとおまけ

長い長い坂を登ったあとは再び長い長い坂を下ってヴュルツブルクレジデンツへ。

宮殿です。

いやー、さすが宮殿。要塞行った後の宮殿だと外観からもうオーラが違うわ。気品。

天気悪いのが残念だけど。


こちらも中が見学できたんですが写真撮影はNGだったので、中を見たい方は是非現地へ。

日本人もよく来るのか案内板に日本語で「入口、出口」って書いてありましたよ。

入ってすぐのところにも「ようこそいらっしゃいました」って書いてあった。間違ってないけどちょっと違和感。

ちなみにバリアフリーでした!宮殿内にエレベーターあったよ!大阪城か!

でもせっかく素敵な大階段があるのでベビーカーは置いといて抱っこで見学しました。


というわけで急遽行った割にかなり楽しんだ旅でした。

電車内で娘がギャン泣きしたり、ホテルの予約でトラブルがあったりとハプニングも多かったけど行って良かったです。

ICE(ドイツの高速鉄道)の車掌さんがかなりの子供好きでこんな子供用切符をくれたのが可愛くて嬉しかった。

この切符をくれた上に娘にも息子にも話しかけてくれて、多分10分くらいかまってくれた。

いや仕事中やけどな。

後ろに切符の確認待ってる人まだいたのにw

ドイツのそういうところ嫌いじゃないです。

子連れに優しい。

是非みなさんもドイツ来てみてくださいね

それでは〜



おまけ。
帰りに地図を見ながら「Japanischer Garten(日本庭園)」を見つけたので寄ってみました。

突然の日本語ぉ

こんなところで出会うとは思わなかったぜ。


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