酢タマネギふたたび 何か怪しげ(笑)

つらつらネットサーフしていたら「酢タマネギ」という懐かしいワードを見つけてしまいました。

「酢」も「タマネギ」もそれなりに良い食材なので、食べることを否定しませんが、わざわざ合わせて食べることもないでしょ、という話。

以下 記事の抜粋です。

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再注目される酢タマネギのつくり方。血液サラサラ、ダイエット効果も
ESSEonline編集部 2022/06/03 20:00
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かつてブームになった「酢タマネギ」をご存じでしょうか? 
その健康効果が再び見直され、また注目されています。
順天堂大学病院教授の小林弘幸先生に、その効果とレシピを教えてもらいました。

免疫力を上げる酢タマネギの簡単レシピ
2016年頃、健康食として一時期ブームになった「酢タマネギ」。
家庭に必ずある酢と「タマネギを使ってつくる酢タマネギは、多くの健康効果があることから、現在再注目されています。

目に見えない新型コロナウイルスと闘う生活を続けるなかで、小林弘幸先生が、改めて何をすれば健康な体を手に入れることができるかと考えた結果たどり着いたのが、「食事の改善」でした。健康によいとされるものは巷にたくさんあふれていますが、何を食べれば病気や不調の予防・改善につながるのでしょうか。そこで小林先生がおすすめするのが、多くの栄養素を含んだタマネギと、発酵食品である酢を組み合わせてつく「酢タマネギ」なのです。

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ありがちな健康関連記事ですが、
「血液サラサラ」とか「腸内環境を整えて免疫力アップ」とか胡散臭い文言がてんこ盛り。
胡散臭いというより、まっとうな医者や医学分野ではこんな用語は使いません。
本当にこんなことを病院の教授が言っているのか気になってしまいました。

順天堂大学病院の小林弘幸で調べると、

腸内環境を整えて免疫力を上げる、とか
自律神経を整える、とかダイエット、とか

結構たくさんの健康関連本やテレビ、ネットで話題のようです。
いままで全く知りませんでした、すいません。

で、この小林教授って何の専門家なのかちょっと調べてみたら、
専門は小児科のようです。
他に胆のう肝臓腸などの内科が専門のようです。

教授というからにはなにか論文を書いているのだろうと思い調べてみますと、

2010年くらいまで消化器外科的な内容でいくつか出ていました。
その後は社会的ストレスかんれんがいくつか。

日本外科学会の会誌に
「医療訴訟事例から学ぶ」という医師の過失や損害賠償事件事例集をシリーズで執筆されています。

まあ、いろいろやられてはいるようですが、腸内環境や免疫関連については専門外のように思われます。

専門外だからと言って全く知らないということもないとは思いますが、腸内環境や免疫、食品栄養に関する論文を過去1編も書いていないというのはどうなんでしょう。
免疫、栄養に関することは趣味程度、もしくは思いつきで語っていると思われても仕方ありませんね。
また、「血液サラサラ」とか「免疫力を上げる」とか本人が言っているとしたら、免疫に関する基礎的な知識もないことは丸わかりです。

まあ、医師といってもトンデモ100%スーパーオカルトドクターとか結構いますからね。
そういうのに比べたらまだましなのかもしれませんが、肩書だけでてきとーなこと言っている医者と、受けそうなコトバをただ並べているだけのいい加減な記事のコラボといったところですかね。


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