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古い記憶のなかに・・

ふだんは意識しないけれど、ときどき思い出して、ああ、あれはよかった。
と、ひたれる記憶はあるでしょうか。

私の場合もいくつかあります。
それがねむの木学園の宮城まり子さんのNHKドキュメンタリー番組のときに観た、まり子さんが大きな木の下でお話されている姿。

この光景が脳の記憶に刻みこまれています。

これを思い出したとき、何とも言えない平和で清らかな魂のようなものを、かんじて、とてもとても落ち着くのです。

障害児に一生懸命まっすぐに向き合う姿をテレビで観た時、子どもながら
とても感じ入って素晴らしい人だな、天国のようなところだ、ねむの木学園は。。と思っていたのでした。
やさしくて、きどらなくて いい。 ひとりひとりの いのちを大切におもっている、それが伝わってきたのです。

救われたような気持ちになれる場所だったのでしょうか。平安という癒しを
もらえ、生き方の見本のように思えたのだと思います。
断片的であれ、今でも思い出せる大切な風景。
私が私である証のような数少ない記憶なのです。


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