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完璧主義はよくない。

あなたは現在、なにかに対して完璧主義で自分を縛り、苦しんでいません

か?

昨日という過去を悔み、今日こそは満点をとろうとしていませんか。

毎日毎日満点をとるために・・・・・努力・努力・努力・・・


もちろん、仕事をしている人は誰でも100点を目指そうとするでしょう。

日々、ベストを尽くして、完璧な仕上がりを目指して実行できれば成功です

し、上司にも褒められます。

学校の勉強でもそうです。試験があるたびに100点を目指しますね。

それが高じて、日常の中でも100点を目指す。そんな癖がついている人も

多いと思います。

それ自体は効率がよく、ゴールがはっきりしているため、

達成もしやすくて良いのだろうと思います。



しかし、「あれをしようと思ったが、できなかった。」

「これをすべきだったのに、寝てしまった。」

などと、締め切りを守れなかった、あるいは質のいい

しごと」ができず(家事や育児など)きちんと到達できなかった自分を無

意識に責めたりすることがどんどん毎日毎日増えていく。。。

これらは精神衛生上、おそらくよくないことですよね。

「ああ、今日も家計簿をつけるつもりなのに、できなかったな。」

こういう癖ですよね。だめな自分と責める。

これは「落ち込み癖」であり、

「責め癖」でもあるのです。

しかし、よくかんがえてみれば、最終的にがんばったら

他人がしっかり評価してくれるというわけではな

いし、お金ももらえない。


自分が自分を評価するだけなのですから、どうってことないわけです。

しかも、自分は人間なので、目標を定めていたとしても、

気分にムラがあるでしょう、時に厳しかったり、甘かったり。

評価もバラバラになりがちです。そんな風にしているうち、

心がすり減ってなぜか途中で嫌になったりして中断したりしてしまうんです

よね。

ゴールだけは100点で厳然として自分には見えているのに。。


仕事や学校で100点の基準を設けているのは、誰なのか。

仕事なら上司。学校なら教師です。

では

日常生活の中で、100点の基準を設けているのは、誰なのか。

そう、自分自身。そして、100点をとれなかったと責める。

これでは、

自分で自分を苦しめるために、100点の基準を設定しているようなもので

はないでしょうか。

確かな基準などというものは実は存在していないということにみな、気づけ

ていないのです。もう学校はとっくに卒業して、仕事でもない、

自分の人生の生活 においても。自分からみて100点だと思え

るゴールを自分の中に決めてしまったり、ゴールの変更やルールの変更は、

ほぼしないようにがんじがらめにしてしまったりもする。

完璧主義だともいえるし、意志が堅いともいえるし、向上心が強いともいえ

る。

しかし、なぜか、行き詰まり、生活に幸せが感じられず、焦燥感がつのる。

そして自問自答の日々をずっと続けていたりするのです。

原因は、努力不足なのでしょうか。

いや、違います。

問題は、100点を基準にしており、「0点を基準にしていない」からなの

です。

人生の目標や日常生活の満足感においては、自分は0点から始めるぞ~~~

と決めてもよいのです。

0点なのだから、そこから1点でも上がれば、自分をほめられるのです。

つまり、何もしなければ0点のままで、マイナスに減ることはないのです。

そのうち、10点になる。少し後退して9点に減ることもあるかもしれな

い。しかし、0点から始めたのだから、9点は大幅なアップです。

このように、あまり気負わず、自分をほめまくれるのです。

今まで100点をねらっていた人間が0点からはじめたからって、急に堕落

するでしょうか。

自分に厳しすぎたりした人間はそれでも突然サボろうとはしないと思いま

す。

だからこそ、0点から始めたとしても、逆に自己肯定感が増すに違いないの

です。

一度この方法を試してみて欲しいと思います。

もちろん、急に飛躍することはないでしょうが、自分をほめ続ける毎日が

続けられれば、自己肯定感をあげられるし、毎日が満足に満ちるでしょう。

さらに精神科医も推奨しているポジティブ3行日記をつけて自分をほめるこ

ともよいと思います。

「自分に厳しくする」をデフォルトモードにし、人生を混迷の中に埋もれさ

せている人は至極多いことでしょう。

ただ言えることは、自分が100点を取り続けることができたとして、そこ

に幸せや大いなる満足はあるのか、一度問うてほしいということです。

なんか、がんばりすぎて燃え尽きませんか?


10点でも20点でも、進歩していける幸せ。自分を褒められる幸せ。

そのように心に余裕があれば、ゆったりとした気持ちでいること

ができ、

ゴールを目指すことだけでなく、そこに至る成長やできたという

感動のひとつひとつの過程にも目をむけられるため、

美しいものや楽しいこと、遊びながら喜びを得ている自分に気づくことでし

ょう。

やらなければいけないことは、やらなければいけないと思い込んでいること

であって、工夫をすれば、ほかの考え方、やり方でもOKだったりします。

考え方次第で、人生は、自分を自由な操縦方法で工夫しながら選択していけ

るんだということにも気付けるでしょう。

そのために、少し時間をとって、自分のために頭をやすめて、

自分にプレゼントする、「ゆるい」評価や「ゆるい」考え方、

「余裕のある」毎日を過ごす方法を考えてみて欲しいです。

まとめになりますが。

完璧主義がよく行き詰まる問題は

基準をどこにおくか。だけだったりします。

100点から減点方式では自分を責めるだけの毎日になる。

0点からの加点方式では自分を毎日褒めることが可能になる。

この違いしかないわけなのです。

みなさんが、完璧主義は疲れることもあると考えたり、

加点方式の人生の歩みにも進歩はスムーズに生まれるのだ。

と、思っていただけるとうれしいです。

ゆるく生きることで、幸福感を感じやすい人生を送られることを

願っています。



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