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エンタメ業界の共通言語を学ぶ ①/100


最近、こんな本を読み始めたんです。

白武ときおさんの「You Tube放送作家 お笑い第7世代の仕掛け術」

その中に、「必修コンテンツ100選」という項目があって、
いい作品つくりたい!エンタメで生きていきたい!なら知っておくべき作品を白武さんが教えてくださってるんですね!

英語を学ぶ上で絶対覚えるべき英単語があるように、
エンタメ業界にも学ぶべきエンタメがあるはずです。
それを知る方法がなかったなーと。

そこにこの本を見つけ、「これだ!」と思いました。
エンタメのトップランナーが書いている本なので読まない手はないですよね。

100個の作品を、一度見たものも再度見返して、自分なりの感想をnote.にまとめていこうと思いたち、その第一弾でこの記事を書いています!

自分なりの記録用でつけているので、各作品のネタバレを含みます。
ご了承の上この先はお読みください。


① 映画「トゥルーマン・ショー」


改めて見返しても尚、ラストシーンの鳥肌は健在。
こんなに前を向く力をもらえる作品ってある?!もう大大大好きな作品!!


主人公が
”平穏だけど偽物の世界”から、”危険だけど本物の現実世界”へと自らの意志で進んでいく姿がほんとにかっこよくて、
私もいつの間にかこの映画を見ている私ではなく、現実世界からトゥルーマン・ショーに惚れ込むいち視聴者になっていくのがたまらなく面白い・・・

とても興味深いのは、
本物は主人公だけ。あとは偽物だらけの番組に視聴者が大熱狂し、
エキストラやスタッフといった凄まじい数の雇用がうまれ、経済が回っているところ。。
1人が犠牲になって数多の人たちが勇気や幸せをもらっているという構図が奇妙で、凄まじく恐怖を感じるのに、どんどん飲めり込んでしまう。。


映画を見終わってからずーっとなんともいえない余韻が残っている。
自分の人生が誰かに仕組まれたものであったら?
リアリティショーって何なんだろう。という疑問を投げかけられる。

制作側は、とにかくドラマチックに、面白い展開をなんとしてでも作り出したい。出演者がどう思うかなんてことは考えない。
ただ視聴者を惹き付ける番組をつくるために。

出演側の目線で考えると、
数え切れないほどの人たちが有名になりたい!と思っている世界で、
私はどうして有名になりたいのか?有名になった先に何が在るのか?
日々自分に問う必要があるなと改めて思う。
自分の信念を死ぬまで誰にも渡さない!くらいの強い覚悟をもって進んでいかないと目的もわからないまま良いように遣われて消費される。

トゥルーマンは自らの手で自由を勝ち取ったけれど、
この後どういう人生を生きるんだろう?それが気になって仕方ない。
続編つくらないのかなー笑

まとめ

自分の行動ひとつで現実は変わる。という勇気をもらう作品。
生きていると理不尽なことだらけで、なんだよもう!!!と
すべて投げ出したくなる瞬間が何度もあるけれど、
その葛藤がなかったら、すべてが仕組まれている世界だったら、
「自らの手で変わっていく喜び」を味わうことは一生ない。

この世の中に生まれた瞬間、既にトゥルーマンのように運命が決められていたとしても、自分の力ではどうしようもないことが待っていたとしても、
挑戦し続けることをやめないでいたいなと思った。








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