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クラブアップル 〜バッチフラワーエッセンス〜

※写真はHealing herbs社のHPよりお借りしています

 キーワード

・本来の美しさ

 自己受容、それでも美しい、調和

・バランスが崩れたとき

 自己嫌悪、恥、潔癖


Healing herbs社のフラワーカードより

クラブアップルのエッセンスについて

 クラブアップルはバッチ博士が生み出したエッセンスの中で、『セカンド19』に当たります。キーワードのところにも書いたのですが、クラブアップルのエッセンスから私が一番強く感じるのは

『それでも美しい』

ということです。

クラブアップルのエッセンスを必要とする人についてHealing herbs Advanced class のテキストにこんな説明がありました。

「小学生の頃、私はいじめっ子グループの一員でした。クラスの中で弱い子をからかったり、いたずらしたり、意地悪をしたりしました。それ以来ずっと自分を恥じています。そしてなんとなくいつもスッキリしない気分です。この感じを拭い去れたらと思うのですが、常にスッキリとしない感情につきまとわれています。」

私はこの感覚がとても良くわかると感じました。

かつて他者に『良くないこと』をしてしまったという過去、あるいは逆に自他から傷つけられた、大切にされなかったという経験や感覚をずっと抱えていて、それが『自分の汚れ』だと感じる。その自分にこべりついた汚れが恥ずかしくて、なんとかそれを洗い流そうと、強力な洗剤で落として、ピカピカの自分にしたいと、そうならないと愛されないのだと、汚い自分は受け入れられないし愛されないのだと強く思ってしまっている。

そんな感覚です。そしてその内面で起きている感覚がクラブアップルの説明で良く出てくる潔癖につながる事があるのだと考えています。

こういう『自分は汚れているから恥ずかしい人間なのだ』という感覚も、過去の傷つく経験から『持たされて』しまったもので、そして誰かを傷つけてしまった場合も、そこまでそれを自分の汚れとして悔いているなら、それはその人の本質がやはり汚れと正反対の愛と光だからで、やはり『それでも美しい』の一言に到達します。

クラブアップル自身もその木は、近くで見るとその幹はゴツゴツとして枝も綺麗に広がっているとは言えません。さらにバラ科で根が浅く倒れやすく、葉も色々な蝶々の幼虫の食べ物にされてしまいます。この姿はクラブアップルのバランスを崩した状態を連想させますが、やはり同時に春に咲く花は白くて、ほんのりピンクでただ美しく、そして香りも良い。これはクラブアップルを必要とする人の本来の美しいありのままの輝きなのだと思います。

Healing herbs社HPより

またりんごはケルトでは、永遠の愛と幸福の象徴、ということもやはり書いておきたいと思います。永遠の愛と幸福・・・とても美しい響きです。どんなに不完全な自分も、どんな過去の傷も汚れも受容していく、それができることが他者のことも真に愛するために大切なことなのかもしれません。

繊細で純粋な人ほど、自分にとって受け入れがたい出来事や、それによって受けた心の傷、トラウマ、そして追随して身についてしまった自分で愛せない自身の言動や行動。そういったものがあることに苦しむのだと思います。
でもそれらを排除しようと必死になるのではなく、あるいは無理やり綺麗なものに変換しようとするでもなく、『それを抱えながら、一生懸命清く生きようと努めてきた自分』を慈しみ、受容していくことで、結局全て美しい光になる。そんなことをクラブアップルのエッセンスは助けてくれるのではと感じています。


〈参考文献〉
王由衣 『フラワーエッセンス辞典』星狐書房
Healing herbs Advanced Classテキスト

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