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マリリン・モンローに贈るバッチフラワーエッセンス 後編

後編について


マリリン・モンローに贈るエッセンスについて、前回6つのうち3つ:チコリ、スターオブベツレヘム、クラブアップルについて以下の記事を書かせていただきました。後編は残り3つについて書いていきたいと思います。


For Marilyn Monroe

④チェリープラム


 バッチ博士はチェリープラムについて「精神が破綻するのではないか、ひどく恐ろしいことをしでかすのではないか、いけない、したくない、と思っていながらも、それをするという考えや衝動が突き上がってくる」という風に述べています。

マリリン・モンローが精神的にかなり不安定で、色々周囲を困惑させてしまうような行動が多かったり、精神薬を服用していたのは有名な話ですが、慢性的に苦しみがある中で、何か完全に自分が壊れてしまいそうな恐怖をいつも抱えていたのではないかと思います。
チェリープラムは早春に突然、白く輝く光が辺りに降り注ぐように満開になります。一方で木肌は黒く、木の中はうっそうと生い茂り『ぐちゃぐちゃ』の状態です。
自身がどんなに絶望や孤独や不安の中、不安定で『ぐちゃぐちゃ』な状態であっても、表に出てくるときは、眩い光を放っていたマリリン・モンローが、どこかこのお花に重なって見えてしまいます。

写真はHealing herbs社より


⑤ロックローズ


 お花としてのロックローズは本当に鮮やかな黄色をしており、黄色の鮮やかさという意味では、他のバッチフラワーの黄色いお花;ゴースやアグリモニーやミムラスにも勝るのではと個人的に感じています。
一方で花びらは本当にうすーくデリケートで、そのお花を支えている茎も細く繊細で、小さな昆虫が受粉のために止まっただけで、ぺしゃんとなってしまいます。さらに1日で、太陽の強い日だと午前中だけで萎んでしまう、『か弱い』お花です。
『恐怖』がロックローズの大きなキーワードの1つだと思います。バッチフラワーの中には他にもミムラスやアスペンなど、『恐れ』へのエッセンスとして分類されているものはあり、一般的にミムラスは原因や理由がわかっている恐れに対して、アスペンは理由や原因がわからない漠然とした恐れに対して、というようなニュアンスで説明されていることが多いと思いますが、ロックローズの恐れはもはや『生きることそのものに対する恐れ』で、その周囲からなかなか理解されずらいことも多いその恐れに静かに一人耐えながら恐怖を感じて生きている人に『勇気』を与えてくれるエッセンスです。
マリリン・モンローはいつも『恐怖』でいっぱいだったと思います。
名声もたくさんの恋も、そして睡眠薬もその『恐怖』から逃れるための手段だったのではないかと感じています。
繊細で胸の中にたくさんの恐れを抱えながら、でもすごい輝きを放って短い人生を閉じたマリリン・モンローとロックローズの在り方も、どこか似通っています。
もしその恐怖から逃げ回るのではなく、その恐怖に光を当てることができていれば、彼女の最期は違ったのかな、なんて思わずに入られません。

そして人の内面の苦しさや恐れは、外側からはわからないことも多いのだということ、私も改めて心に留めておきたいと思います。

写真はHealing herbs社より

⑥クレマチス

以前、クレマチスについては記事を書かせていただいたことがあります。

マリリン・モンローは孤独や無価値観、そして驚くばかりの繊細さを抱えた女性であったであろうことと同時に、やはりハリウッドで大成功を収めたことも事実です。
 彼女は自己プロデュース力にも長けており、IQもとても高かったと言われています。また当時のハリウッドの体制や性質に不満を持っていたマリリン・モンローは一度自身でプロダクションを設立しようと試みたり、自分のキャリアを自分の望む方へ進めるために現実的に動くことのできる人でもありました。夢見るだけでなく、上手に人を頼りながら、自分の理想を現実世界で叶えていく姿は、まさにクレマチスのポジティブな側面を体現していたように感じます。
一方で、彼女はこんな言葉を残しています。

「ハリウッドから引退して、私を正当に扱ってくれる人と出逢いたいわ。田舎に住んで生活を根本的に変えたいとも思うの。」

「子どもができたら、すぐにでも女優を辞めて家庭を守るわ」

これらの夢は残念ながら叶うことはありませんでした。

本当はこれらが一番叶えたい夢だったのだと思います。

そしてその苦しみから不安定になり、不安から逃れるように睡眠薬を過剰にとってケネディー大統領の誕生日パーティーでHappy Birthday の歌をゆらゆらと歌う姿は、この世界が苦しくて馴染めず、どこか別の美しい世界、穏やかで幸せな自分の夢みる世界に心は行ってしまっている。
そんな風にクレマチスのネガティブに傾いてしまっている時の状態になってしまっていたのではと思いました。

クレマチスは、彼女が本当の望みを形にするために、持ち前の頭の良さやバイタリティを活かしながら、しっかりと足をつけて立ち歩むことをサポートしてくれたのではと感じます。


写真はHealing herbs社より

最後に

 2回にわたり随分と長くなってしまいました。
マリリン・モンローという一人の女優さんについて、私が知りうることは彼女の人生の本当にわずかですが、それでもなかなか書ききれなかったと感じています。

マリリン・モンローが幸せだったのか、それはご本人のみぞ知りうることです。でも私は、彼女は楽しいこと、嬉しいこと、心踊ること、エキサイティングなこと、胸が高鳴ること、は人生にたくさんあったけれど、心の底から安心できていること『自分という存在を許せたこと』はほとんどなかったのではと思います。

マリリン・モンローの写真は全てPinterestより

彼女が『魂と人格を調和させて』生きることが当時のハリウッドでは許されなかったし、彼女もその勇気が持てなかったのかもしれません。

全ては推察にすぎません。

バッチ博士の言う『魂の指示に従う』は実際勇気のいることだったりします。

それでも、フラワーエッセンスの力を借りながら、私は魂の導きに従っていきたい、マリリン・モンローについて書きながらそう改めて感じました。

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