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カリフォルニアピオニー 〜FES〜

※写真の著作権: Observation © emshaph
https://www.inaturalist.org/observations/21673924

 キーワード

・本来の美しさ

カリスマ性、魅力を隠すことなく発揮する、創造性、漲る生命力

・バランスが崩れたとき

性エネルギーの抑圧、自分を隠す、お金の問題、破壊的

エッセンス

カリフォルニアピオニーのエッセンスについて

カリフォルニアピオニーはアメリカ原産の野生のボタンで、日本で見られる近縁種としては芍薬になります。

その日本のお花屋さんなどでよく見かける芍薬(ピオニー)も蕾の段階から大きくドシッとしていて、その後幾重にも花びらが重なる華やかでゴージャスで美しいお花を咲かせるイメージがあります。
色は白や薄いピンクや濃いピンクなど色々ありますが、いずれにせよゴージャスでとにかく眩いばかりに美しい、というのが私の印象です。

そんなピオニーのイメージを持ちながら、このカリフォルニアピオニーの写真を初めて見たとき、私は少しショックを受けたのが正直なところです。

『野生』ですから、品種改良されたお花屋さんに並んでいるピオニーのような均整のとれたキラキラとした美しさやゴージャスさ、鮮やかな色は、カリフォルニアピオニーには見られなかったからです。

「深い深い真紅の、大きすぎて重さに耐えられないかのように下を向いてしまっているお花からアンバランスなほどの雄しべが覗いている。花びらのつき方もそんなにゴージャスではない。うーん綺麗・・・と思えない」

これが私のカリフォルニアピオニーから受けた印象です。

でも、なのに・・・
どうしようもなく惹きつけられる。
すごい引力がある。
目が離せなくなる。

そしてそれこそがこのカリフォルニアピオニーの持つエッセンスのエネルギーだと思うのです。

強い性エネルギーや性的魅力つまり強い生命力は決してお花屋さんのピオニーのキラキラゴージャスな感じではなく、底知れない深さや力強さ、ある種の畏怖を感じさせるような色気として人は感じるのではないでしょうか。
(キラキラピオニーはもちろん、そのキラキラとした美しさが魅力で決して劣っているということはありません。どちらも違う魅力)

でも、そういう強いエネルギーは上手に使うことが結構難しいと感じています。
特に日本は良くも悪くも自分を出すことを我慢してる人が多く、こういったエネルギーが強い人に対しての嫉妬もどうしても多くなりがちですし、あるいは性的に嫌な思いをしたりすると、怖くなって抑圧してしまうことも往々にしてあります。

でも抑圧してもエネルギーはなくなるわけではないので、行き場を失った強いエネルギーは暴れて結果的に破壊的になってしまったり、あるいはその人自身の中で毒のように充満して抑うつ的になってしまい、そうなると現実としてはパートナーシップやお金の事で問題を抱えることになるのだと思います。

私個人の感覚としては、そういうエネルギーを抑圧すればするほど、隠してるのはそのエネルギーを察知して自分に嫉妬を向けてくる人たちがいる環境に自ら身を置いてしまったり、異性との関係においても歪みが生じるように感じています。
そして本当に内側から何かに蝕まれていくような感じで疲れたり、自分の不消化のエネルギーに焼き尽くされたかのように苦しくなったら、あるいは不本意に暴走して周りを焼け野原にしてしまうことが起きました。

カリフォルニアピオニーのエッセンスはそうした元々、性エネルギー(=生命力)が強いにも関わらず、それを何らかの事情で抑圧してしまい、破壊的になってしまったり、自分の中で充満した毒にやられて思うように動けない人、そしてそれがパートナーシップや金銭面での苦しみに繋がっている人たちが、自分の魅力を隠すことなく出していくことで生命力が漲りどんどん創造的になれたり、そして結果的に周囲に貢献できて結果的に経済的に困らなくなって行ったり、あるいは肉体的にも精神的にも深い繋がりを感じられるパートナーシップを築けたりするように、なにか深いところから手助けをしてくれるのではないでしょうか。

その人がその人らしく、誰の目も気にする事なく生命を輝かせる勇気を持つことができますように。

「♡スキいだけるととても嬉しいです♡」

〈参考文献〉
王由衣 『フラワーエッセンス辞典』星狐書房

⚫︎カリフォルニアピオニーについてこちらにも少し書いています


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