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「空想本商品券宝くじつき」

 ※夢で見たことから、ああでもないこうでもないと、空想してみました。

 本が売れないことを真剣に考えてみると、どんどん悲壮感ばかりが浮かび、エンタメ性のような遊びが少なくなっていることに気づく。
 難しいと呼ばれる本を読むことは、まじめなことなのか。
 私はそうは思わない。
 使い古された言葉で言うと、本を読むことは、知的好奇心を刺激してくれるワクワクすることなのだ。
 noteを書きながら、電子書籍より紙の本が好きというのは、矛盾しているけども。
 本屋さんで好きな本を選び、家に持ち帰るとき、どうしようもない高揚感に包まれる。
 まっ、買ったことに満足して、積読になることもあるけども。
 おかしな話なのだが、夢に出てきた企画をここに書いてみようと思う。
 その夢は、2人の友達が、私にお金がないのを知って、2人の資金で私に一緒に食事するための商品券を送ってくれる夢だった。
 そこからが、おもしろい。その2人の送ってくれた商品券には、くじがついていて、1か月が経つと、その商品券の金額が増えるというものだった。
 起きたときに、変な夢だなと思った。
 だけど、これって本の商品券だったらどうだろうなと思った。
 昨日見た夢なのだけども。そこからアイデアを考えてみた。
 とにかく本屋さんの初期投資費用は小さく、どこの規模に関わらず採用できる案を考えようと思った。
 そこで、大事な問題として、5つの条件をクリアできる案を考えることにした。
①    本屋さんが損しない(初期投資をなるべく抑える)
②    すぐ気軽に利用できる
③    ぱっと聞いただけで、システムをすぐ理解できる
④    スマホを使わなくても利用できる
⑤    楽しさを感じる

まずどこの本屋さんにもあるものとして、栞を考えた。
栞にQRコードをつけて、何かおもしろいことができたらいいなと思った。
栞ならば、出版社でもつけている会社があるし、本屋さんで作るにしても、そんなに負担にならずに始められると思った。
各本屋さんにタブレットぐらいは、初期投資として導入してもらって、スマホを持たないような人やスマホのアプリを使いたくない人には、タブレットで、当たりの確認ができるといいと思った。

 ここからである。どのような商品券宝くじにするのか。
 商品券を買う場合は、どういうときがあるかなと次に考えた。
それには、2つの場合が考えられる。1つ、プレゼント用に商品券を購入する。2つ、自分で使う。
 お得な商品券というならば、本人でも使ってくれるかなと思ったのと。
 少額で参加できる宝くじ商品券にしたいと思った。
 だから、200円~300円で買えるといいなと。
 そこに宝くじがついているイメージで。
 そこまで考えたところで、財源がないことに気づいた。
 売っても、本屋さんが損しているのでは、どうも頭の中だけで、アイデアを思いついただけになってしまう。
 もう一つ考えたのは、その週の当たり作家というのがいて、その作家の人の本を買った人の中から買うと、宝くじの当選確率が上がる。
 あとは、地域の本屋さんのQR栞だと、かならず何人は当たるから。お客さんの少ない本屋さんで買った方が、当選確率が上がるとか。
 財源の確保が、いろいろ本屋さんの本を今まで読んだのだけども、どうも難しい。

 で、空想の中で今までのアイデアをまとめると、
①QRコードのついた栞を発売する
②アプリや本屋さんのタブレットで当選確認ができる
③商品券だけど、宝くじの機能がついていて、200~300円ぐらい。

 他には、賞レースがあったら、芥川賞候補作の栞などを発売するし、受賞した本だと当選確率が上がる。
 地域でお金があるならば、宝くじの当選商品を温泉無料券やカフェ、その地域の特性をいかした商品が当たるようにするとか。
 でも、ここで本屋さんは、儲かるのか? という単純な疑問が出てきたわけです。
 本を買った人にだけ買える宝くじにしようかなと思ったんだけど、そういうちまちました商売をすると、広がっていかないと思ったので。
 本屋さんに行って、
「QR栞が欲しいです。3つ」
 それで済むのがいいと。当選かどうかは、1週間に一回ぐらいで。
 欲しい本の発売が近づいていたら、自分のために。
 誰かにプレゼントとしても。
 だって、かわいいデザインにすれば、栞だけで使い道があるのですから。
 あれでもいい。商品券を使うときまで、当選かどうかわからないとか。
 ここまで書いてきて、一番いいアイデアだと自分で思ったのは、商品券を使うときまで当選かどうかわからないのが、一番売れておもしろいかもしれないということでした。

本当に、完全に空想でした。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。

(おしまい)

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