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長編小説『陽炎、稲妻、月の影』まとめ【完結済】

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記憶喪失の地縛霊と霊能力者の女子高生が、校内の心霊現象を解決していく物語です。
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#土地神

【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #1

第1話 揺らめきの邂逅――(1)  僅かに初夏の空気を含み始めた春風が、ふわりと廊下を吹き…

四十九院紙縞
6か月前
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【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #15

第3話 死神の見識――(2)  校内の要所要所に護符を貼り、結界を補強する。  言葉にして…

四十九院紙縞
5か月前

【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #33

第5話 呻く雄風――(3)  土地神を探す、と宣言したものの、手がかりは皆無である。  こ…

四十九院紙縞
4か月前
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【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #34

第5話 呻く雄風――(4)  次の日。  状況を鑑み、生徒の身の安全を確保する為、放課後の…

四十九院紙縞
4か月前
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【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #35

第5話 呻く雄風――(5)  イスルギさんがとっくの昔に去ったあとの屋上で、俺は一人、ぽ…

四十九院紙縞
4か月前
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【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #38

第5話 呻く雄風――(8) 「――三人とも下がって!!」  なににも触れられない俺では、三人…

四十九院紙縞
4か月前
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【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #39

第5話 呻く雄風――(9)  この土地に人間が定住するようになってほどなく、俺は生まれた。  いや、生まれたという言葉は正確ではないか。神様というものは、人間の願いが寄り集まった結果、それを叶えるものとして顕現する。だから「生まれた」というよりかは「発生した」という言葉のほうが、張本人としてはしっくりくる。  ともかく、俺が土地神としてこの土地を見守るようになったのは、ここに高校が建てられるよりも、世界規模の戦争が起こるよりも、もっともっと昔、人間からしたら気が遠くなるよう

【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #40

第5話 呻く雄風――(10)  私立境山高校が建てられてから、どれくらいの年月が経った頃…

四十九院紙縞
4か月前

【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #41

第5話 呻く雄風――(11)  ごうごうと唸りを上げる風の音で、俺は意識を取り戻した。  …

四十九院紙縞
4か月前
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【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #42

第5話 呻く雄風――(12)  とても幸福で温和な時間に浸っていたいところだが、いつまで…

四十九院紙縞
4か月前
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【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #43

最終話 今日も明日も明後日も――(1) 「よお、一週間ぶりじゃねえか」  目を開けて一番…

四十九院紙縞
4か月前
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【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #44 【完】

最終話 今日も明日も明後日も――(2)  アサカゲさんは祠の前にしゃがんだかと思うと、そ…

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四十九院紙縞
4か月前
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