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長編小説『陽炎、稲妻、月の影』まとめ【完結済】

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記憶喪失の地縛霊と霊能力者の女子高生が、校内の心霊現象を解決していく物語です。
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#護符

【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #1

第1話 揺らめきの邂逅――(1)  僅かに初夏の空気を含み始めた春風が、ふわりと廊下を吹き…

四十九院紙縞
6か月前
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【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #13

第2話 延長線上の哀歌――(11)  それから期日まで、ピアノの練習は滞りなく行われた。 …

四十九院紙縞
5か月前

【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #14

第3話 死神の見識――(1)  旧校舎音楽室の一件から二週間が経ち、衣替え移行期間が始ま…

四十九院紙縞
5か月前
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【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #15

第3話 死神の見識――(2)  校内の要所要所に護符を貼り、結界を補強する。  言葉にして…

四十九院紙縞
5か月前

【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #17

第3話 死神の見識――(4)  第一図書室で発生していた怪奇現象は、幽霊不在のポルターガ…

四十九院紙縞
5か月前
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【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #27

第4話 天秤に掛けるもの――(8) 「――祓!!」  凛とした声が、中庭に響き渡る。  アサ…

四十九院紙縞
5か月前
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【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #28

第4話 天秤に掛けるもの――(9) 「……さて。中庭の浄化も終わったことですし、僕らも戻りましょうか」  展開していた護符を全て回収し終え、浄化作業も全て済ませたところで、ハギノモリ先生はアサカゲさんに向かってそう言った。 「……オレは、ろむの状態を確認してからでも良いですか? 先生の結界のおかげで、消えたり悪霊化したりはないと思うんですけど、その、新しく連絡手段も持たせてやらないとだし……」  珍しく、もごもごと煮えきらない様子のアサカゲさんである。  そんな彼女の態度か

【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #31

第5話 呻く雄風――(1)  厄災の始まりは、夏休み最終日だった。 「おいろむ! 居たら出…

四十九院紙縞
5か月前

【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #41

第5話 呻く雄風――(11)  ごうごうと唸りを上げる風の音で、俺は意識を取り戻した。  …

四十九院紙縞
4か月前
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【長編小説】陽炎、稲妻、月の影 #42

第5話 呻く雄風――(12)  とても幸福で温和な時間に浸っていたいところだが、いつまで…

四十九院紙縞
4か月前
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