31本目「ゴジラ×コング 新たなる帝国」【ややネタバレあり】
※写真、撮り忘れた……。
※本文は全て無料です。
映画についての基本情報
公開日:2024/4/26
監督:アダム・ウィンガード(アメリカ)
まえがき
皆さんはアダム・ウィンガードをご存じだろうか。
いや、本作の監督なんですけどね。
これまで私とアダム・ウィンガードの関係は決していいとは言えなかった。
初めて出会った「サプライズ」はまぁよかった。
ありきたりなスプラッターと見せかけて…という筋書きは観た当時は結構新鮮に感じたものだ。
だが、それ以降はダメ。全部だめ。
実写版「デスノート」はみんなアホばっかり。
この映画の前作「ゴジラvsコング」も、その前作「キング・オブ・モンスターズ」とは打って変わって愛のない編集。ガッカリ。
小栗旬はあれがハリウッドデビュー作でいいのだろうか…。
白目剥いて泡吹いてただけだが…。
一番許せないのは、古の名作「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の続編と銘打った「ブレア・ウィッチ」。完全に世界をぶっ壊した。
バケモノの姿を直接写すんじゃねー!怖くなくなるんだよ!
ともかく、前作「ゴジラvsコング」のあと、続編を同じアダム・ウィンガードで作ると聞いた私は絶叫した。「正気か!」と。「ドハティを呼べ!」と。そんな感じの期待値で観た本作はいかな出来であっただろうか。
感想など
結論から言うと、悪くなかった。
圧倒的に怪獣、特にコング(達)の出番が多い。
人間は思い出したようにチョコチョコ出てくるが、多分ほとんどカットしても通用するだろう。それぐらい怪獣の出番しかない。
特に中盤以降、コングが同族たちに出会うくだりは「猿の惑星」かと思った。「アレ?猿の惑星の公開日は二週間先だったはず…」ってね。
怪獣はしゃべらないので、セリフがあるシーンも必然的に少なくなる。
それこそ昭和のゴジラ映画のように、身振り手振りで「会話」するのだ。
しかし、話自体がシンプルなこと、怪獣のキャラが確立されていることによって不思議と意味は通じる。何言ってるのか分かるのだ…。
話の筋としてはヤンキー映画である。
放浪の番長コングが、暴君(スカーキング)に支配された学校にたどり着く。そしてそこを解放するために戦うも一度敗北し、かつてのライバルであるゴジラの力を借りてリベンジする…。みたいな感じだ。
この映画の非凡なところは、Twitter検索した感想のほとんどが「ヤンキー映画」だと言ってるところ。これほど意見の統一を見るのも珍しい…。
ペーパーお勧め度
★3.5。
シリーズファンなら一度は間違いなく楽しめるだろう。
脚本の穴は結構多いので、二回目は気になってしまうかも…。
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?