32本目「キラー・ナマケモノ」【ややネタバレあり】



HUMAX シネマズ池袋にて

※本文は全て無料です。

映画についての基本情報

公開日:2024/4/26
監督:マシュー・グッドヒュー(アメリカ)

パナマのジャングルで捕獲されたナマケモノがアメリカに密輸入された。地味な学生生活に焦りを感じていた女子大生エミリーは怪しげなペット業者に勧められ、SNSで人気を獲得するべくナマケモノを飼うことに。ペット業者を人知れず惨殺したナマケモノはエミリーに連れられ、大学の女子寮へやって来る。女子大生たちはナマケモノの愛くるしい姿に夢中になり、たちまち人気者となったナマケモノは「アルファ」と名付けられて寮のマスコット的存在となる。おりしも寮は会長選挙戦の最中で、人気と権力のシンボルであるティアラをめぐって女子大生たちがバトルを繰り広げるなか、ナマケモノは鋭いカギ爪で1人また1人と彼女たちを血祭りにあげていく。

キラー・ナマケモノ : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

まえがき

マジでまえがき、書くことない。

いつもは関連する映画に対する思い入れとか、そういう「よしなしごと」を書いているのだが、今回は特にない。

なら何故観に行ったのか。
完全なネタである。

この手の動物ホラーは続々と生み出されており、そしてその多くが一発ネタで終わる。昨年公開の「コカイン・ベア」等がいい例だ。
「コカインの味を覚えたクマが人を襲う」というだけの映画で、それ以上の発展はなかった。発展はないけど、タイトル通りの展開は観られるので、暇つぶしにはちょうどいいのである。

なので、今回も「ナマケモノが人を殺す」以上の何も期待せず映画館に足を運んだのだった…。

感想など

「ナマケモノが人を殺す」以上の馬鹿馬鹿しさを、この映画は与えてくれる…。

いや、「ナマケモノが人を殺す」映画なのは一切全く間違ってないのだが、その過程や方法、人間側の背景も含めてすべてがおバカ。

バズと寮長の地位にしか興味のない、そして同じ寮の学生がどんどん減っても何も気づかないアホな女子大生たち。
ナマケモノはナマケモノで、「人間並み」の知性を生かしてネットを使うわ、自撮りはするわ、車の運転までするわ、やりたい放題である。
そしてなぜか女子寮に日本刀や拳銃まで置いてある始末。なんでや!

ここまでおバカに徹されると、もはや脱帽するしかない。
応援上映なんかをやった日には、劇場には観客たちの「なんでや!」「そうはならんやろ!」の悲鳴がこだまするに違いない…。

マンネリ化したアニマルホラー界に一石と投じたニューヒーローの誕生を、我々は目撃しているのかもしれない。

ペーパーお勧め度

★4。
マジで馬鹿馬鹿しい。難しい要素はゼロ。
疲れてるときとか、頭痛いときに見ると効くかも。

エンディング曲の「Last Selfie」は変な中毒性もある。

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