『新版 ナガサキ―1945年8月9日 (岩波ジュニア新書 260)』
この表紙の最初に目を引くところは何だろう?執筆者の名前か、タイトルか、シリーズの名前と数字か、テキストと数字の直下にある作品か。
例えば、シリーズの名前と数字が気になった人はこの表紙を見ると、好奇心は火がつくでしょう。一方、この本を書いたの「長崎総合科学大学平和文化研究所」の名前はほぼ表紙の端から端まで伸びる。日常的によく見る名前の長さを比べると何倍長い。両方の場合、本格的のほうより信憑性などがめちゃ上がる。その二つのことをどっちでも見るだけで。
この本が発売される前に岩波書店が他の259冊の分かりやすそうな新書に出版された。あと「ジュニア」が書いてあるけれど、シリーズの書き手は一番大切な情報を選んで、詳しくない読者に説明が上手く出来る。さらに、この本を書いた人々は研究所の関係者。「この本を読むと知るべき歴史的な知識や共感性を増やすしかない」と思わせる。
上野誠の木版画で見える鳩も柱時計も人間の顔も黒くて、何というか... ハイライトやアクセントの部分は黄緑。色付きと位置付けのおかげで立体感があるけど、混ぜたの動きが一時停止された鳩、永遠に11:02を示す柱時計、能面のような顔の後ろの空虚も黄緑。囲む紺色ボーダーはかなり合わない。昔の世界でも、今の世界でも、緑と青いは凄く合うのに。
完全に不自然の環境のため当時に撮った写真は、1945年8月9日の前にあった自然の緑と青空はもう表現ができなかった。と言うか、「みんなは白黒フィルムを使ったから」や「その時はね、カラーはまだまだだったんだから」の理由ではない。肉眼で見るも、焼き尽くされた荒野になった長崎に何もーー特にカラーで残されたモノはーー居なかったからです。
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