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ゲームマーケットのジレンマ

個人的に「ボードゲーマーのジレンマ」と呼んでいる事象があります。プレイヤーとして

 「未知のタイトルに出会いたい!」と、次々に新しいゲームを遊ぶのか。あるいは、

 「一つのゲームを極めたい!」と、お気に入りのゲームを何回も遊ぶのか。この「どちらを選ぶのか?」という問題です。 

ガイスターTシャツで乗り込む息子

時間が無限にある(と、錯覚できる)学生時代であれば、ある程度は両立できるかもしれません。あるいはゲーム関連の会社にお勤めだったり、ゲームカフェ経営をされているなら然り。ただ普通は社会人になり家庭があるとなれば、ジレンマの解消はかなり大変です。

 もっともこれらは時間配分の問題なので、みなさん程度の差こそあれ「3:7」や「5:5」など、自分のリソースと相談しながらどこかに落ち着いていることでしょう。

ゲームマーケット2023春 はじめての早期入場

先日もゲームマーケットに参加してきたのですが、いつもあるジレンマに陥ります。それは、 

「新作ゲームをできるだけ数多く網羅的にチェックし購入したい」という思いと「じっくりとゲームの試遊やデザイナーさんとお話ししたい!」という想いです。 

恥ずかしながら、時間に追われてイベント前夜までのチェックができてなくてですね、毎回出たとこ勝負ですよ。

 なので作戦としては、バーッと早歩きで会場をざっくり一周し、ここでアンテナに引っ掛かったブース目掛けて2周目で攻めようなって思うですけど、完全に画餅です。

 最近は子供連れで参加しているので、まずこっちの狙いとあっちの好奇心がデンデンバラバラ。作戦は告げてしまいたが興味があればしっかりと立ち止まります(笑)

この手のヤツ大好きなの、すっごくわかる

特に子供はボードゲームよりも、デジタルや体感系ゲームがお気に入りなので、なかなかそのブースから剥がせません。 

まあ、こっちも人のことはいえません。中古ボードコーナーが目に入っちゃうとどうしても「買い逃したあの名作があるかもしれん!」などとブースにふらふら吸い込まれおっさんホイホイ状態ですよ。

 

まだ子供が小学生ということもあり「勝手に好きなとこ行ってこい」というわけにもいきません。ここにミニイベントやデザイナーのトークショーなども入ってくるわけで、結局、戦術も戦略も移動ルートあったもんじゃなく、めちゃくちゃなペースで会場をウロウロ。

 

まあ、いいんですよ。身軽だったとしても、とても全部を網羅することはできないし、参加された方のツイッターやブログを後から読んで「そんなゲームあったんだ!」とか「わあぁ、あの人も来てたのか!」発見やら悔しがりなども、それなりに楽しいですしね。
 

二人帰路につく 気のせいか景色も寂しげ

もし、本気でゲームマーケットのジレンマを解消するには、仲間やチームで乗り込むしかないですね。 

エリアごとに担当を決め、各々が試遊やゲームを購入する。そして後日集まり、持ち寄った新作ゲームを遊びながら、情報を共有する。ウチももう何年かすれば、子どもたちがそんな戦力になってくれそうですから、それまでしばし我慢です。  

え? そんな分担はとうにやってるですって!? 端的にいって、それは「素晴らしい!」としかいいようがありません。

今回は参加できなかった次女と早速本日購入のゲームで遊ぶ

そんな仲間と時間を持てるのは黄金にも勝る財産です。末永く大事にしてくださいね。

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