とんかつ

子どもを連れ去られた父親。

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子どもを連れ去られた父親。

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映画サンダーロードは感情が右往左往する映画

映画「サンダーロード」。妻と別居して共同養育をしていると思われる父親が主人公ということで、連れ去られ親の界隈で公開前から話題となっていました。公開後、さっそく観てきましたのでレビューしちゃいます。若干ネタバレあり。後半には親子関係についての解説あります。 ・・・ 結論からいいますと、実に味わい深い映画でした。エンターテインメントではないかもしれない。でも、観たものの感情を右往左往させるという点では他にない感覚を覚えました。感触としてはウェットで、アメリカ映画らしくないよう

    • オリジナルグッズ

      オリジナルグッズなんかを趣味と実益を兼ねて作っております。 なお、言うまでもないとは思いますが、ここでいう実益というのは実子誘拐問題等の周知活動ということであって、経済的利益ではございません。あわよくば経済的利益も叶えたいところではありますが、そんなに世の中、甘くはないということはこの歳にもなればよくわかっております。はい。 最初に作ったピクトグラムは、ぼくの想像を超えた広がりをみせています。この界隈でのひとつのアイコン、ミームといってもいいくらいの存在になったといっても

      • 映画hisは失ったものを取り戻す物語

        連れ去られ親界隈でも話題となっている映画、his。観てきました。 これがもうとてもいい映画なんですよ。観た後にしばらく幸せな余韻が残るような、そういう映画です。2回観ましたが、また観たい。つまり何度でも観たい映画ということ。 扱っているテーマはLGBTQがメインですが、それだけではありません。家族や離婚、親権の問題が織り込まれています。あとは田舎ぐらしもかな? そんな舞台は主に岐阜白川町。こんな田舎ぐらしできたら素敵だなーと思わせてくれます。 連れ去られ親であるぼくに

        • めんかいこうりゅう?なにそれ?おいしいの?

          面会交流…… 当事者ならば、だれしも複雑な思いが去来するであろうワードです。 楽しみでもあり不安でもあり、終わった後にはとても落ち込んでしまう。そのように聞いております。ぼく自身はいまだ未経験の世界ですのであこがれの面会交流でもあります。 別居中の親が、子どもと会う。いまの日本では、それを面会交流と表記しています。こんなところからも日本の遅れというか、意識の低さを感じてしまうのです。 親と子がふつうに会うのに面会なるワードを使うセンス。どう感じます? ところで海外では

        映画サンダーロードは感情が右往左往する映画

          子ども連れ去り禁止のピクトグラム

          ピクトグラムってご存知ですか? トイレや非常出口、禁煙などを示しているあのマークです。毎日のようにどこかで目にしますよね。 なかでもトイレのピクトグラムは日本発祥で、前回の東京オリンピックのときに考案されたそうです。 くしくも今年は東京でオリパラが開催される年。よし、それならば…というわけでは全然ないのですが「子ども連れ去り禁止」のピクトグラムを作ってみました。 まずはご覧ください。 両親の一方が子どもを連れ去る場面を表しています。それぞれに性別は意図的に設定してい

          子ども連れ去り禁止のピクトグラム

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          ある日突然に子供を連れ去られて、約半年がたちました。 誰に?妻にです。 これは大事件です。英語では Parental Child Abduction といい、そのまま訳せば親による子供の誘拐です。短く実子誘拐とすることもあります。ここ日本においてはニュアンスを弱めて、「連れ去る」という表現をします。実に日本らしい言い回しですね。 この半年間は時間の感覚があやふやで、もう半年かという思いも、まだ半年かという思いも、両方あります。不思議な感覚です。加えて、連れ去られた当初の

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