パパ小児科医

二児の父で小児科医師のパパ小児科医です。子育ての当事者として、医療者の立場から日々気づいたことを書き留めていきます。 ご質問ご相談はこちらから https://lounge.dmm.com/detail/3703/index/

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    • #育児 記事まとめ

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      妊娠から出産、子育て、教育についてなど、noteに投稿された育児系の記事をまとめていきます。

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    最近の記事

    空間除菌製品を使うべきか

    コロナ禍において日常生活を送る中で、誰とも接しないといういうことは難しく、感染リスクに不安を抱える人は多いと思います。 そんな中診療の現場では時々、首からぶら下げる空間除菌の製品や、家に置くタイプの空間除菌製品を使った方がいいかと質問を受けることがあります。 一般の方が不安になってこれらの商品を利用する気持ちは理解できますが、私は「必要ないです」と説明しています。 これらの商品は二酸化塩素を利用した商品で「身につけるだけで空間のウイルスを除去」とありますが、その効果は証

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      • 新型コロナワクチンの接種するかどうか

        新型コロナワクチンの接種が海外で始まり 今後日本でも接種が可能になります。 新しいワクチンは果たして安全なのか?効果はあるのか? 不安に感じている人は多いと思います。 安全性や効果についてはこちらの記事に詳しくまとめてくれているのでご一読ください。 感染予防効果としては高いレベルにありますし、ワクチンの安全性も他のワクチンとそう変わらないと思います。 報道等ではどうしても副反応が出た人のことが取り上げられがちですが、ワクチンは多数の人に接種するため稀にはアナフィラ

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        • 節分の豆は何歳から?

          今年は節分が2月2日なんですね。 124年ぶりの現象だそうですが、私はまさか節分の日が移動することがあるなんてびっくりしました。 さて毎年、「鬼は外」「福は内」と投げる豆まきですが、 豆が小さい子供にとって誤嚥のリスクとなることは意外と知られていません。 誤嚥とは食べ物が誤って気管の方に入ってしまうことで、咳き込んだり、気管の一部が塞がって呼吸が苦しくなったり、豆がきっかけとなって肺炎を起こしたりもします。 豆は乾燥していて表面もつるっとしているので、ヒュッと気道の

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          • どのマスクを使うべきか

            新型コロナの感染拡大が続き、今やマスクは生活の必需品となっています。 不織布マスク、布マスク、ウレタンマスクと言った種類があり、そのほかフェイスシールドやマウスシールドをしている人もいます。 それらの効果についてはこちらの図がよく引用されていますね。(豊橋技術科学大学プレスリリース) これを見ますと、フェイスシールドやマウスシールドは飛沫感染を防ぐ効果は乏しいように見えます。 感染予防としてはマスクを使うべきで、その中でも不織布マスクが良さそうです。 マスクがなかな

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            男性へのHPVワクチン接種

            子宮頸がんワクチンとして知られるHPVワクチンのガーダシル ®︎ですが、男性への接種が承認されました。 HPV=ヒトパピローマウイルスは性感染により女性に感染し子宮頸がんの原因となりうる他、 男性への感染により性感染症の一種である尖形コンジローマや、肛門がん、陰茎がん、中咽頭がんの原因にもなり得ます。 女性への感染を防ぐために、また自分自身のがん予防のために男性への接種をおすすめします。(日本婦人科腫瘍学会からも推奨) HPVワクチンのさらに詳しい情報はこちらも参考に

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            「詰まない」と思えることが必要

            クリニックのある伊賀市の、県立あけぼの学園高校は全国的にも珍しい「美容部」(Beauty Create部)があります 美容部には美容師を目指す高校生が集まっていて、 シャンプーや髪を巻く練習(ワインディング)、接客の練習など かなり実践的な内容で、実際にお仕事で役立つ技術を学んでいます。 美容専門学校とダブルスクールなどもして卒業とともに美容師の国家資格の取得を目指すそうです また企業と協力して、シャンプーや手に優しいアルコールハンドジェルなどの商品開発もしており、地

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            全高1女子に関わること

            以前の記事で紹介した、子宮頸ガンを予防するためのHPVワクチンですが、公費の対象は小6〜高1です。 HPVワクチンは3回接種が必要で、自費で接種する場合はおよそ5万円の費用がかかります。 1回目の接種のあと2回目は2ヶ月後、3回目は6ヶ月後に接種しますので接種の完了までに少なくとも半年を要するのです。 つまり高1のうちに接種を完了するには、今月中に接種が必要です。 こえてしまうと自費になってしまうので、まだの人は接種をしましょう。 みんパピの記事にも記載があるので参

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            連休中体調を崩したら

            世間は4連休ですね。明日から小児科クリニックも休みのところが多いでしょう。 連休中に子供が体調不良になったら、連休明けまで待つべきかすぐに受診すべきか迷うと思います。 日本小児科学会監修のこどもの救急は、発熱や咳などよくある症状に対して症状を入力すると受診すべきか、家で様子を見ていいかわかりやすく示してくれるのでおすすめです。 日本医師会の「白クマ先生の子ども診療所」もいいですね。受診すべきかを直接指示してくれるわけではありませんが、記載している症状はこちらの方が多いで

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            予防接種の間隔変更について

            定期接種実施要綱が一部改定されて、2020年10月1日より、異なるワクチンの接種間隔の規定がかわります。 まずこれまで不活化ワクチンを接種したあとは、6日以上の間隔をあけて他のワクチンを接種していました。 また生ワクチンを接種した後は27日以上の間隔をあけて他のワクチンを接種していました。 (予防接種は不活化ワクチン、生ワクチンというものに分類され具体的には、不活化ワクチン・・・インフルエンザ、肺炎球菌、ヒブ、B型肝炎、日本脳炎、4種混合など生ワクチン・・・麻しん風しん

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            ブドウによる窒息

            ブドウを喉に詰まらせ子供が死亡してしまうという、痛ましい事故が起こりました。 類似したケースはこれまでにも報告がなされ、注意が促されています。 ブドウのような丸くて表面が滑らかなものは、口の中を滑って喉に詰まらせやすいのです。ミニトマトなんかもそうです。5歳未満の子供に与える時には1/4大にカットするなどで小さくして与えることが望ましいです。 そのほか、こんにゃくゼリー、白玉団子、アメ、ナッツなども喉に詰まらせやすいので注意が必要です。 ナッツはひゅっと吸い込んで気管

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            みんなでインフルエンザワクチンを受けよう

            新型コロナウイルス 感染への不安が続くなか、あと数ヶ月でインフルエンザが流行する冬がやってきます。 10月頃から医療機関でのインフルエンザワクチン接種が始まりますが、特に今シーズンは「受けておかなければ!」と考える人は多いのではないでしょうか。 インフルエンザワクチンを接種することで発症予防効果が得られ(100%ではありませんが)、重症化を防ぐ意味もあります。 また集団免疫という考えがあり、これはワクチンなどで免疫を持った人が多くなると、感染者が減って大きな流行にならな

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            子宮頸がんを予防する

            ヒトパピローマウイルス=HPVは感染して一部の人に子宮頸がんを引き起こすウイルスとして知られ、 HPVワクチンはその感染を防ぐことによって、子宮頸がんの予防をすることを目的としています。 非常に重要なワクチンであるため、日本では小6〜高1の女の子は定期接種として無料で接種することができますが、 現在接種率は0.6%ととても低いものとなっています。 今、このことに危機感を感じている産婦人科医や小児科医を中心にHPVワクチンの啓発を目的とした「みんパピ!ーみんなで知ろうH

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            犯罪から子供を守る

            子供が連れ去られ、殺される事件はしばしば起こっています。 どうやったら子供を守れるかは大事なテーマで私はこれまで 「知らない人にはついていかない」ように教えていました。 でもこの本を読んで考え方が変わりました。 「人」に注目するのではなく「場所」に注目すべきだと。 犯罪者は入りやすく、見えにくに場所を選んで犯行に及ぶ。 大事なことは、その場所を知ることや、その場所を見分ける力を養うこと。 不審者を見分けることは不可能で 本当に危険な人間は目立たないよう周囲に溶

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            ライフジャケットは当たり前になる

            例年、夏になると海や川、池などでの水難事故のニュースを目にします。 ライフジャケットの着用により、事故にあったときの死亡率を下げることができるので、安全対策をとっていれば防げた死も多いと思います。 ここ最近、水辺でも着用している人は増えてきたように感じますが、子供の頃はライフジャケットというものの存在すら知りませんでした。 「川や池は溺れるから近づくな!」がという親の教えで育ってきただけでしたので、子供ができてからも当初はプールに行った時にライフジャケットは使っていませ

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            ある日熱中症で搬送されるかも

            夏になると熱中症で救急搬送される人がたくさんいます ほとんどの人は熱中症の危険性や予防法について知っているにも関わらず、熱中症で搬送される人は多く、熱中症で亡くなる人のニュースを毎年見聞きするかと思います。 なぜでしょうか。 私のこれまでの経験などからそのヒントを探して行きたいと思います。 熱中症の基本的な知識についてはこちらを参照してください。 自分の経験を振り返ると、私も熱中症だったかもしれないという経験があります。学生時代に野球部に入っていたのですが、その練習

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            朝起きられないのはやる気のせいじゃないかも

            朝起きられない、倦怠感がある、立ちくらみがあってフラフラするといった症状の小学生(高学年くらい)や中学生にしばしば出会います 色々原因はありますが、意外と知られていない(と私が感じる)原因として起立性調節障害(OD)という病気があります。 これは例えば健康な人は急に立ち上がった時でも血圧の調節機能が働いて、フラフラしたり動悸がしたりはあまりしませんが、 ODの場合には立ち上がってフラフラしたり動悸がするなど、体の調節機能(自律神経)が十分に働かないために色々な症状が起こ

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