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正解無き、寝かしつけ・夜泣き対応。

ねんトレ(ねんねトレーニングの略)とか
反町隆史さんの「Poison」をイントロから低音で歌うと寝つきがいい、
など、
書店の育児コーナーにも最近目立つ
赤ちゃんを眠らせたい親のためのハウツー本。
SNSでは都市伝説のようなバズリ情報もあります。
(実際に効き目ある方法もあるようですが)

生理的なリズムが社会のリズムにまだ合っていない赤ちゃんが
夜になったら、朝まで眠るようになるには
それこそ一朝一夕にはいかない、というのが明らかな現実です。

その難しさはデータにも当然表れています。

0歳児パパが難しいと感じる育児は「寝かしつけ」「夜泣き対応」

ひとつ前の記事でも出てきましたね。今回は上位2つを見て見ましょう。

夜泣き解消、寝かしつけのコツ、
検索すればネット上には様々なハウツーが出てきます。
しかし、そこには正解はありません。

「パパの育児参加状況実態調査」のデータから、
「育児の難易度」×「日々やっている育児項目」で抽出した
クロスデータを見てみると・・・

「おれ『寝かしつけ』苦手だから無理だわー」(でもやるかー:約4割)
「明日仕事だから夜泣きされると困るわー」(ママよろしく:6割強)

では、ママは得意なのでしょうか?

こちらと同じ設問ではありませんが、
母親へのアンケートのいくつかを見て見ると
産後トラブルやお悩みの上位には

・授乳のなやみ(母乳/ミルク/量/夜泣き)
・腰痛・肩こり・悪露など、自分の体の不調
・赤ちゃんが眠らない・夜泣き

が上がってきます。

「夜眠らない」「寝かしつけが難しい」「複数回にわたる夜の授乳」と
母親の身体とメンタルは、夜にもかなりのダメージを受けていることは想像に難くありません。

パパも苦手、ママもダメージ大きい…
じゃ、どうしたら?

正解があるとしたら…
「それは、いつかは終わる」ということです。

子どもの個性によってそれぞれではありますが、
いつまでも、毎晩授乳・夜泣きというケースはごく稀です。

ただ・・・
「いつかは終わる日が来る」とわかっていても、
それはいつなのか?
その日まで、だれとその日々を乗り越えていくのか?
だれか一緒に乗り越えてくれるのか?
まさか、たった一人で、その長い航海を漕ぎ続けるのか?

その答えがないことが何よりも不安になるのです。
出産した女性が一人で抱えるにはあまりにも大きな不安です。

すぐそばにいるパートナー、家族、育児の仲間が共に立ち向かう。
お互いの存在を頼もしく思える。

「夜泣き」「寝かしつけ」の嵐を乗り越えた時に
かけがえのない、強い絆で結ばれることは間違いありません。

(文章担当:リジー)



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