55.蜜蜂と遠雷 連載からの加筆・修正 41


星星峡 2013年10月号 No.189 P26-31
インターミッション
本 P312-320

 実際、風間塵の理数系の成績は、ほとんど学校に行って
いないのにずばぬけているらしい。音大に聴講生で行って
いるのは、理科大学に進むよう周囲に強く勧められている
からだという。
  実際、風間塵の理数系の成績は、ほとんど学校に
行っていないのにずばぬけているらしい。音楽院
聴講生で行っているのは、理科大学に進むよう周囲
に強く勧められているからだという。

 一次審査と二次審査で八日間、ぶっつづけで戦ってきた
が、二日間の三次審査の前にやっと一日休みが入った。
 一次予選と二次予選で八日間、ぶっつづけで戦って
きたが、二日間の三次予選の前にやっと一日休みが
入った。

 ゆっくり起き出して午後に指ならしを終えて、なんとな
く散歩に出てきた亜夜と奏は、同じくふらっと出てきたマ
サルに出くわした。同じホテルに投宿しているのだから顔
を合わせやすいのも当然である。三次審査を前にゆっくり
休みたいだろうとメールするのを遠慮していたのだが、マ
サルも同じようにメールしてくるのを遠慮し、やはり気分
転換しようと考えていたのだと分かり、一緒に散歩しよう
ということになったのだ。
  ゆっくり起き出して午後に指ならしを終えて、な
んとなく散歩に出てきた亜夜と奏は、同じくふらっ
と出てきたマサルに出くわした。同じホテルに投宿
しているのだから顔を合わせやすいのも当然である。
三次予選を前にゆっくり休みたいだろうとメールす
るのを遠慮していたのだが、マサルも同じようにメ
ールしてくるのを遠慮し、やはり気分転換しようと
考えていたのだと分かり、一緒に散歩しようという
ことになったのだ。
  
「あのね、休みを取らなきやならないのはスタッフのほう
なの。選考委員も。コンクールは運営が大変なんだから。
コンテスタントも大変だけど、裏方はそれこそ寝るヒマも
ないわよ」
「あのね、休みを取らなきやならないのはスタッフ
のほうなの。審査員も。コンクールは運営が大変な
んだから。コンテスタントも大変だけど、裏方はそ
れこそ寝るヒマもないわよ」

 はい、あの時、何気なく写真を撮ったんです。まさか、
将来、みんながこんなに立派になるとは思わなかったです
―――今となっては貴重な写真ですよね―――
*前後に空白行


 選考委員と審査員 どう違いますかね。
と言って、今日は調べないけど。

 以下 映画のネタバレになるんで、映画まだ見てない人は読まないで。






それよりも、映画だとこの海辺へ行った時に遠雷が聞こえるんですが、
原作にはでてきませんよね。まぁ、奏はまるまる、映画にはでてこないん
ですが。映画では代りに明石が海岸行ってますよね。
あれ、明石予選落ちて海岸いってるんか?
そうそう、映画は予選がひとつ少ないですからね、どのタイミングで海に
いったのか。DVD発売まで一カ月ぐらいかな。

さて、インターミッション これでいい?
https://www.youtube.com/watch?v=1txqlm-UV7k


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