「AI時代の子育て戦略」を読んで。

才能は遺伝するのか?誰もが気になるし、実は知りたくない。努力で何でも解決できると信じたいところではあるが・・・。

統計データを集めた結果、あらゆる分野に遺伝の影響があることがわかってきた。ただし、環境の影響がまったくないわけではなく、分野によって遺伝と環境の影響する度合いが異なっている。たとえば、音楽や執筆、数学、スポーツといった分野では遺伝の影響がほぼ8割以上と、圧倒的に大きことが判明している。一方で、チェスや美術の才能は遺伝の影響が約半分とされてる。

と分かっているのだ。皆、感覚的には感じているのではないだろうか。スポーツ選手の子はスポーツできる可能性が高いし、歌手の子供も歌がうまい可能性が高いと。しかし、皆がみんな全部を受け継ぐわけではなく、プロになるには下記が必要。

「才能+努力」と言われるが、正しくは「素質+のめり込む才能」である。繰り返すが、両方とも遺伝で受け継がれるものである。

 結局、ほとんどの事は遺伝に影響されてしまうのだが、それは仕方のない事なのかもしれない。努力でどおにかできる部分は限界があり、才能がありさらにのめり込める人には勝てないのである。 それを踏まえると、子育てに重要なのは「ハマること探し」と著書で言われている。これは、堀江さんも言っているし、茂木さんも著書「5歳までにやっておきたい本当にかしこい脳の育て方」で同じ事を

子どもの可能性を見つけるための、宝探しをしてください!

と言っていました。

まずは、子どものことを考える前に、自分自身を見直すことから始める。自分の過去を振り返り、なにが得意だったのか?何にハマっていたのか?現在の自分ではなく、子供の頃の自分を考える。それが本来の才能を表している可能背が高いからだ。それを踏まえた上で、子どもの才能が何処にあるのか?ハマる事は何なのか?を見守る。または、一緒に探してあげる事が子育てであると。

注意してあげないと行けないのが、習い事をはじめた時、続かなかったら期間は関係なく直ぐに辞めさせてあげること。遊んでいるうちに夢中になっているものを早く見つけてあげられる事が理想だ。

初めてたった3日目でも、やりたくないならすぐにやめればいい。これは今でも断言できる。やりたくない子に無理やり習い事を続けさせるのは、無意味である以上に有害である。

どうしても、最低何年、自分から言いだしたんだから続けなさいと言ってしまいそうだ。現によく聞く話。そして、それが出来ないと忍耐力・我慢が出来ない人になる。やってれば好きになる。しかし、やりたくない事を我慢してやる事で好きになる可能性は少なく、我慢してできるようになって何がいいのだろうか?それよりも、好きでハマるものを探してあげる事が大切。

 才能がなく、ハマるものがなかったら!

「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」1択。

ゲームをクリアするには、論理的思考が必要で、トライ&エラーとかPDCAを無意識に実践していることになる。そういった能力が将来かならず生きてくると。(ゲームの種類による。)

ゲームさせなかった事が後悔する時代が来てもおかしくない。それくらい今のゲームは本当によくできている。

 

自分は、ほとんどゲームやってこなかったから、今の自分があるのかも・・・。


「AI時代の子育て戦略」 成毛 眞

 

 

 


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