記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

[ネタバレしかない] Leap Yearレビュー

色々なところからオススメが来るのでやってみたら、一気にクリアしてしまった。
クリアまで71分。さっくりクリア!でもものすごく濃密な時間だった。

でもまだ実績全解除じゃなかったので見てみると、30分以内クリアと15分以内クリア!
そんなの可能なのか…?

とりあえずもう進め方は知っているので再走してみると… 通常通りに進めても、失敗を少なくして攻略を知っていれば30分以内はいけたが、15分はかなり効率的に進まないと無理だった。効率的と言うか、数字通りに進んでいると無理だった、はず。

3回くらい挑戦してようやくクリア。
一番底にある28日目を、雪エリアに行ったときにすぐ取りに行くとか、道の途中にあるものは大体取っていくのが肝心だった。あとはまあ、ミスしないこと。
それでも結構凡ミスをしてしまい、手元のタイマーだと15分マジでぎりぎりだったがなんとか行けた。

そして達成後にゲーム内機能でタイマーがあることに気づく。チクショー!

デザインの素晴らしさ

レベルデザインが素晴らしかった。言葉での説明はなし、チュートリアルもジャンプのみ。

一番最初に、最初で最後のチュートリアルと共に最後のカレンダーが!

あとは高いところから、というか同じ高さからジャンプしただけで着地に耐えられない虚弱体質はすぐに体で覚えるし、それより高いところから落ちると跳ねるとか、更に高いところから落ちると地面を潜るとか、更に更に高いところから落ちると反転して永遠に跳ね続けるという、最初から機能はあるけど徐々に気づくという、TUNIC的な素晴らしいシステム。

進むだけなら関係のないところにトゲがたくさんあるのも実は…

虚弱と思わせてプレイヤーの行動を制限するトリック…!

自分は最初、ちょっと高いところから落ちてしまったが死なないのを見て、特定の操作をしたら生き延びるのかと思っていた。
いや、まあ「特定の操作」は間違いではないんだが、まさか立っていたときと同じところに落ちただけで即死するのに、一定以上の高さだと生き延びるとは思わんよなぁ…
虚弱と思わせて高いところから飛び降りさせないようにしているというのがまた推理小説のような嫌らしいトリックで、こういうやり方もあるのかと感心しっぱなしだった。

飛び降りるしかないがそれによって初めて気づく新たな能力

マップにもいろいろなヒントが!

オシャレでかわいいだけかと思っていたマップのところどころに、実はあそこ通れるよとか、針は横から当たると大丈夫だよとか、全体マップとかが絵で書いてあり、更にただの模様かと思っていた反転状態で進むヒントとかいろいろ全部提示してあり、後で気づけるというエウレカ体験の連続。

最初来たときはわからなかったが、全体マップだった!
って、なんか一番下にも一枚あるぞ…?と気づいたときの楽しさたるや
ここもワクワクするヒント。トゲに当たりに行けということ…?

楽しみ尽くした2時間

全実績解除しても2.2時間の短い時間だったが、かなり濃密な体験だった。
結局タイトルのLeap Yearとか、カレンダーを集めるのは何を暗示しているのかとか、隠し画面にいたドラゴンはなんだったかとか全然わからなかったが、おもしろけりゃいいのだ!

最後にこのドラゴンと戦うのかと思っていた人はたくさんいたはず

最終日が最初のエリアにあって、最初はどうやって取るのか全く分からないし、反転できるようになったころにはその存在を忘れているが、ヒントに沿って進めていくと自動的にたどり着けるというのもまたとても良いレベルデザイン。

でも序盤でほかの人を足蹴にすると無事に着地できるというのに気づかず、5日目のカレンダーだったか、そこで詰んだと思って最初からやり直してしまった。
普通に進めれば、ジャンプしたときにちょうど足場あたりに人がいて、踏むことになるのに気づくようだが、自分はちょうど飛び越してしまったため気づけなかった。あそこ3人くらい配置してくれれば完ぺきだったんだが…
別のところに邪魔するためだけに3人配置してあったけど、あれを最初の一人と交換してほしかったぜ…

この右の3人、もうちょっと左の方に移住してくれ

後半の反転と通過と跳ねるの組み合わせを駆使するパズルはだいぶ頭が混乱したし、アクションが結構ギリギリなので気づいていても死ぬとかは何度かやったが、理不尽なものは何もない、ただただひらめきと繰り返しでクリアできる小粒でピリリと辛い名作。

ここだいぶ苦労した

今思うとクリア自体は2時間以内にできてしまうのでSteam返金ができてしまうが、これをクリアするまで遊んで返金するやついたらかなりのヤバさ。

あと、あのSokpopが開発に関わっていた。さすがゲーム作りまくりアイデアありまくりチームだ。デベロッパー自体は別の人みたいだが。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?