見出し画像

[読書感想文] イコ 霧の城

図書館で偶然見かけて「え、こんなのあったっけ」と思ってしまったので借りて読んだ。が、なんかところどころデジャブが発生するのでたぶんはるか昔に読んだことある。
ただ、本の内容は当然、ゲームの方もほとんど覚えてなかったのでかなり新鮮に楽しめた。

なによりゲーム中は誰も喋らないし文字情報すらもほとんどなかった(ような気がする)のに、小説だとそういうわけにもいかないからイコもヨルダも何を考えていたかしっかりわかるし、ゲームの背景(を宮部みゆき氏が妄想したもの)がかなり詳しくわかるのがとても良かった。

角が生えた戦士の石像とか、闘技場とか、墓とか滝の裏の洞窟とか滝に下がっている牢、あとは過去の幻とか、封印の剣とかそういうのはゲーム中に出てきたっけな… 一部は出てきたのかもしれないけど、全部はないだろうなー。
ゲーム中で滝に下がっている牢の上をジャンプしていくアクションをした嘘くさい記憶が脳裏に浮かんだけど、まあ、嘘記憶だろうな…

イコの村の生活とかニエとして選ばれた理由、そして親友が勇気を出してキーアイテムを拾ってくる展開とかも新しくてよかったが、ヨルダの過去が特に良かったなぁ。
ヨルダが本来生きていた時間軸は、実は果てしなく昔の出来事で、女王の力で城内部はもちろん、周りの国も石になって滅びていて、角の生えた人たちが住むエリアから来た、超強い戦士がヨルダを助けてくれる。
しかしまあ色々あってその計画は失敗し、その戦士の子孫が代々ニエに選ばれていき、イコがその一番新しい子孫ということ。まあ、子どもがニエに選ばれるのにずっと血が絶えてないのどういうこと?というヤボな疑問を持ってしまったりもしたが、まあ、戦士がそこら中に子どもを作っていて子孫がめっちゃいて、更に全員に角が生えているわけではなくたまに隔世遺伝とかそういうので生える、ということなのかもしれない。

エンディングはゲームと一緒だった!ような、気がした!

この記憶が新しいうちにゲームをもう一度遊びたいが、PS5のストアを見てみたらPS+のカタログに入っているだけで、単体購入はできない雰囲気だった。ソフト買ったってPS2を繋げなきゃならないしなー。
とか言ってるうちに読書の記憶もどんどん古くなってしまっている。

ワンダやトリコもノベライズしてくれー。
ただ、ワンダは2005年、トリコですら2016年発売ととても昔…

ちなみに読み終わってから感想文をブクログに投稿しようとしたら、既に2011年に読み終わって登録してた!そりゃまあ読んだ気がしながらも何も思えていないわけだよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?