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ミニ四駆で世界と地域を盛り上げたい!『Mini4wd Enjoy Project OFC』の2人が真面目に対談してみた。

なかのひと×AngelWORKSスペシャル?対談

ミニ四駆イベントOFC代表(以下「なかのひと」)と、OFCのコースレイアウター「AngelWORKS」(以下「ゑんぜる」)がOFCについて対談を通して未来を語る企画。
OFCの成り立ちから今後の在り方について本音で語ってみました。

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ゑんぜる「今度の大会で25回目だね。ミニ四駆プロジェクト『OFC』を立ち上げて意外と長い気がするけど、いつ始めたんだっけ?」

なかのひと「初めて開催した大会が2020年12月だから、もう今年で3年目になるね。実際には、ミニ四駆組立教室や地域のお祭にサポート参加した走行会などを合わせると30回以上開催しているけど、OFCという名前でレースを行った大会のみを数えると9月に開催するイベントが25回目になるかな。」

ゑんぜる「 もうそんなに回数やってるんだね。ちなみにミニ四駆プロジェクト『OFC』ってなにがきっかけで始めたか覚えてる?」

なかのひと「3年前コロナ禍で当時働いてた会社の仕事がかなり減って、開店休業状態だった工場で何か地域のみなさんを呼んでイベントできないかなー、ってゑんぜるさんに相談したのがきっかけですよ(笑)
はじめはドローンとミニ四駆の2本立てのイベントを企画してたんだよね。ただ、ゑんぜるさんがTRTというミニ四駆チームに所属していたこともあって、ミニ四駆一本でイベントを行うことになりました。それがOFCというプロジェクトのはじまりですね。
はじめてのレースは工場内にTRTさんからお借りしたコースを組んで、Twitterや口コミで募集した30名のレーサーのみなさんと大会を開催。
TRTのチームリーダーの石森さんが国分町の食堂居酒屋「天地笑店」のオーナーでもあったから、当時は参加費の中に天地特製の唐揚げ定食代も入れて1000円で開催してたね。懐かしいなー。」

ゑんぜる「 あーそういえばそうだったね!抱き合わせでやってた(笑)
で、活動して3年経つわけだけど、正直これだけ長く活動すると思ってた?」

なかのひと「空いているスペースを活用してちょっとミニ四駆で遊べたらいいかな、くらいの気持ちでイベントを始めたから、まさかこんなに長く続くとは思っていなかったよねー。
気がついたらオリジナルセクションまで製作しちゃって鬼畜レイアウトのOFCと言われることも多々あったり(笑)
基本的な運営メンバーはあいかわらず3人だけど、毎回たくさんのみなさんが会場の設営撤去やマーシャルなどを手伝ってくれるのでなんとか成立していますね。」

ゑんぜる「 ほんとそうだよね。うちらだけじゃ開催どころかあわやパニックになりそうなほど人が来たイベントも何回かあったし。(笑)
これだけ手伝ってくれるみんなには感謝しかないよね。」

なかのひと「だね。感謝しかないね。営利目的のイベントではないから、コースの保管とかイベント運営の準備とかまじで大変なことも沢山だけど、やっぱり一緒に遊んでくれる参加者のみんなが楽しんでくれるのは本当に嬉しいことだよね。」

史上初仙台アエルでミニ四駆イベント開催(2022)



ゑんぜる
「ところでプロジェクト名『OFC』の由来ってなんだっけ?」
なかのひと「OFCはオープンファクトリーカップの略。初開催のイベントが『オープンファクトリー=工場開放』というイベント名だったから、そこでの大会がオープンファクトリーカップ。いつの間にかゑんぜるさんに勝手に略されて今の名前になりました(笑)」
ゑんぜる「んだっけ?(笑)」

OFCのロゴマーク


なかのひと「おかげさまでいろんな場所でいろんな企業やサークルとコラボレーションをさせてもらって、大人から子どもまでみんなが笑顔になれるミニ四駆で世界と地域を盛り上げたい!と目標だけは大きく掲げようと思って今年からサブタイトルをミニ四駆エンジョイプロジェクトと付けました。」

ゑんぜる「なるほどね。いいと思う!あとさ、実際やっていたりイベントレポートを見返したりしてると、OFCのイベントにはジュニアの参加者が多い印象があるよね。」

なかのひと「そうだね。OFCを始めてから思ったけど、県内にはいわゆるガチ勢といわれるレースメインのレーサーが集まるサーキットも、親子がいっしょに遊べる家電量販店のコースとかわりとたくさんあったけど、それぞれのレーサー層みんながいっしょに楽しめるレースイベントってあんまりなかったと思うんだよね。
OFCは後発だし、ミニ四駆チームや地域レーサーの垣根を越えてみんなが気軽に参加できて、しかも勝敗も楽しめて、誰でもヒーロー・ヒロインになれるようなイベント作りを目指しているうちに、自然とジュニアの参加も増えてきたんだと思う。OFCはチームではないから、よけいな気遣いとかなく集まれるのかもしれないね。

あとは地域のイベントやお祭りなどでジュニア向けの組立教室を開催しているから、それきっかけでイベントに参加してくれる子どもたちも多いのかも。」

女川で行われた組み立て体験会(2022)
お正月にベニーランドで行われた走行会(2023)


ゑんぜる「初期の頃と今とで、イベントに参加する層に変化はあると思う?」

なかのひと「10回目くらいまでは大人がメインだったけど、ベニーランド(仙台にある東北最大級の遊園地)で走行会を開催したり、女川秋の収穫祭(旧さんま祭り)でイベントを行ったり、ハウスメーカーのイベントに出張したりしているうちに、いつの間にかファミリーでの参加が増えてきた気がするね。
今ではだいたい30〜40名ほどのレーサーが集まってくれているけど、OFCには子ども好きなレーサーさんが多くて、レース中だけでなくイベント全体を通して盛り上げてくれることもOFCにジュニアやファミリーが多い理由かもしれない。
最近はミニ四駆だけでなく、グルメコーナーや占いコーナーなども会場内に設けていろんな楽しみ方ができるようにしていたりもするしね。」

毎月公民館などのホールを借りて大会を開催
毎回練りに練ったコースレイアウトで参加者を楽しませている


ゑんぜる「イベントを長く続けているとさ、常連さんのガチマシンが速すぎて、ビギナーレーサーが入りにくくなったりすることってないかな?」

なかのひと「OFCに関しては、始めたばっかりの方も気軽に参加できるように、ゑんぜるさんがレギュに応じてコースレイアウトやセクションを考えてくれているでしょ。目で追うのがしんどいほどのスピードで走るガチマシンのCOを横目に、ジュニアの素組みマシンが完走勝ち、という場面もOFCではよくある光景だけど、そういうことがあるからだれでも参加しやすいんじゃないかな。」

タミヤ公式大会ジャパンカップ前のイベントでは模擬コースを展開


毎回新しいヒーロー・ヒロインが誕生するのも楽しい

ゑんぜる「で、 次のイベントは僕らの母校でもある東北工業大学の学園祭内で行われるけど、どういった流れから大学でのミニ四駆イベント開催 となったの?」。

なかのひと「OFCのイベントに来てくれていた大学生から相談を受けて、その繋がりでオファーが来て大学祭でのミニ四駆大会が実現することになったんだ。
OFCには他にもX(旧Twitter)などのSNSやOFCのオフィシャルサイトでのイベント告知を見て、うちでもミニ四駆イベントをやって欲しい、と企業や団体からオファーが来たりもするよ。」

『富沢倉庫』(タミヤ公式2023ミニ四駆サーキット100に選出)という活動スペースでは常設サーキットも運営

ゑんぜる「OFCはSNSで主に活動報告をしてるけど、その他にイベント告知で行っている事はある?」

なかのひと「オープンファクトリー仙台のオフィシャルサイトと、X(旧Twitter)での告知がメインで、ポスターやチラシはそんなに配ったりはしていないかな。だんだんだけどOFCの名前も沢山の方に知ってもらえるようになって、県外とか遠くから参加してくれるレーサーさんもいてとてもありがたいって思ってる。」 

第一回女川カップ(2022)

ゑんぜる「 どんなに楽しくても人間だから飽きちゃうこともあると思うんだけど、イベント運営を長く続けていくためのモチベーションって何かあったりするの?」

なかのひと「長く続けようとは特に思っていなくて、毎回本気で遊ぼう!と思って1回1回を全力で遊んでるだけ(笑)。うちは最初から運営陣もレースに参加してたけど、まわりからは『運営もレースに参加するんだ?』ってびっくりされたこともあったね、過去に。
でも運営側も本気で遊んでると参加者のみなさんも本気で遊んでくれる。ミニ四駆は仕事ではないし、誰かに強制されてやるものでもないでしょ。趣味だし。いろんな大会があるし運営の仕方もいろいろあっていいでしょ、って。
OFCではこれが良かれと思っていても、ひとりひとりの参加者から見れば違った意見が出てくるのは当然だし、その一つ一つの要件を満たすのは無理だと思ってる。カレーライスだって嫌いな人がいるのに、みんなに好かれるのは無理(笑)

ゑんぜる「 たしかにそれはそうだ(笑)」

なかのひと「楽しそうな場所があって、楽しそうに遊ぶ人たちがいると、人が集まってきてくれると思う。そしてOFCのイベントを通して「あー今日も楽しかったー!」と笑顔になってくれる人たちがいる、という事が本当に幸せなことだから、その気持ちに応えたいという気持ちが一番の力になっているよ。」

のべ150名を越えたイベントも
年代を問わず同じフィールドで楽しめるミニ四駆は最高のコミュニケーションツール
個性がまぶしいほど光る参加者も(笑)

── おわりに。この記事を読んでくれたあなたへ伝えたいこと。

わたしたちOFCの活動のコンセプトは『ミニ四駆で世界と地域を盛り上げたい!』です。運営チームとお客さんとのつながり、参加レーサー同士のつながり、地域とのつながり、親と子のつながり…そのつながりでミニ四駆の輪を広げ、さらに盛り上げていきたいと思っています。

2022年から全国の有志のみなさんといっしょに「常設ミニ四駆サーキット(全国)マップ」も管理しています。現在210サーキットを登録。累計閲覧数56,674View(2023.9.15執筆時現在)。
このマップを活用してサーキット難民が少しでも減りますように!また旅先や出張先でもマシンを走らせてあらたな出会いがありますように!
リンク>https://www.google.com/maps/d/embed?mid=1rDpAeS4oaNwl2OMwhLRSWDOzMW80D3qb&hl=ja&ehbc=2E312F


常設ミニ四駆サーキットマップ全国版


是非OFCの公式サイトやSNSもチェックしてみてくださいね!
Mini4WD Enjoy Project OFCの公式サイトはこちら→【オープンファクトリー仙台(AngelWORKS&OFC運営事務局)】
OFCが運営する常設サーキット「富沢倉庫」の予約ページはこちら→【富沢倉庫】

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