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決戦は月曜日

なんでも最初っからうまくいくとは限らないものです。それはもちろんわかっているつもり。

パン作りの次なるステージとして選んだのは、お米から起こした天然酵母「酒種」によるパン作り。

先週の週末に、奥様にお願いして米麹を買ってきてもらったので、満を持して水曜日から酒種作りをスタートした。

酒種を育てる容器を煮沸消毒して雑菌を殺し、容器がさめたら生米、冷やご飯、米麹、水を入れて混ぜる。1日目の作業はこれだけ。

混ぜる前はこんな感じ。山の水を濾過して飲料水にするやつっぽい見た目

このまま28℃くらいのところで48時間置いておく。その間何度か新しい空気を入れて混ぜてあげる。

金曜日の夜、48時間後。
うん、特に変わりなし。

おかゆっぽい。お米だしね

本来であれば、酵母が活性化して泡が出始めたり、甘酒のような香りに変化してくるはずが、特に変化はない。おかゆの香り。

こういう時は時間を延長したらいいのか、はたまた他の対処法があるのか、いろいろ調べてみてもどこにも書かれていない。誰も失敗したりしないってこと?

対処法がわからないなかで初心者が余計なことをするのは危険かなと、ひとまず次の工程に移ることにする。

別の容器に、冷やご飯、米麹、水と、このおかゆみたいなどろっとした液をいれて混ぜる。3日目の作業もこれだけ。

そして、数時間ごとにかき混ぜながら24時間置いておく。

さて、かき混ぜの時間。次の工程のタイミングは今日の夜12時ごろなので、そのころには何か変化があることを期待しつつ、空気の入れ替えをしてみる。

うん、たいした変化はない。香りもおかゆのまま。

少し泡が見えるけど、残念ながらこれは混ぜた時に出た泡

おかしい。発酵を始めている気配がない。
酵母たち、死んでしまっているのか?

最初にチャレンジしたシークワーサーの天然酵母は、2日目から勢いよく発酵してくれた。

あわあわ。こんなもんかと思うよね

いったい何が違うのか、こればかりは確認のしようがないので、ひとまず先に進むしかない。

5日間で一旦完成するはずなので、指定の工程通り進めて5日目の月曜日の状況を見るとしよう。

楽しみ100%から、不安70%期待30%へ。

最初のシークワーサー、2回目の小麦粉での酵母起こしは、なんの問題もなく成功したので、とまどいも少なからずある。

まあ初めてだからね。米麹はまだたくさんあるし、それ以外の材料はお米と水なので、失敗したらまたチャレンジするだけのことさ。

「この前買ってきた粒あん、冷凍してあるからな」

後ろから、奥様の酒種あんぱん作れとのプレッシャーが。

"人の成長の源泉は、プレッシャーと失敗。"

どこかの偉い人がそんなことを言っていたとか言っていないとか。

酒種はぜったいモノにしたいので、一度の失敗ではへこたれるつもりはない。まだ失敗と決まったわけでもないけど。

5日目は月曜日。決戦は月曜日だ。

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