油断 - ハニークリームチーズ入りくるみパン
まあなんだかよくわからないものができてしまった。
※上記写真参照
妻がくるみを好きだったなんて、もう30年以上連れ添っているのに初耳だったので、今回はくるみパンを作ることにした。
ただくるみを入れるだけだとさみしいので、くるみと合うクリームチーズに少しはちみつを入れて甘くしてフィリングにしようと余計なことを考えたのが悪かった。
実はくるみパンは2回目で、前回は生地に黒糖を練り込んだ黒糖くるみパンを作った。それほど難しいわけではなかったので、今回も特に問題なく仕上がるだろうと油断してしまっていたのだ。
パン生地をこねる。けっこうベタつく生地でまとまりづらいけれど、もう2年近くパンを作ってきているからあせりはしない。
前もってはちみつと合わせておいたクリームチーズをパン生地に入れていく。これもチーズがはみ出ることもなく、きれいに8個のパン生地が完成。
そして焼成。
オーブンレンジが焼き上がりを知らせてくれたので、勢い込んでパンを取り出してみたら。
なんと、切れ目からクリームチーズははみでるわ、それはまだかわいい方で、パンのてっぺんが裂けて形が崩れてしまっているものが多数・・・
焼き上がり後の自己反省会。
パンが裂けているのは、焼いている時のパンの膨らみに押されてクリームチーズが生地を破って飛び出してきたため。
実は、あんぱんなどのように中にフィリングを入れるパンでは、こういうことが起こらないように、パン生地でフィリングを包む際にパンのてっぺんに当たる部分の生地を少し厚めにしておくことになっている。
そう、知ってはいたんだけれど、まあ大丈夫だろうという油断からその鉄則を甘くみてしまった、ということが今回の失敗につながったというわけ。
フィリングを入れるパンはあまり作らないので、そもそもその鉄則が身についていなかったこと、また失敗らしい失敗をしていないことが油断を引き起こしたことが原因だった。
知っている、ということと、ちゃんとできる、ということには大きな違いがある。
ちゃんとできる、になるには、経験を積むこと、特に失敗を経験することが大事。成功した時より失敗した時の方が、得られる学びははるかに大きいのだ。
さて、次にフィリングを入れるパンを作る時には満足のできるパンが作れるように、今回の失敗で得た学びをしっかり記憶に留めておこう。
って、次はいつだろう。フィリング入りのパンなんてなかなか作らないから、その時まで覚えていられるかどうかのほうが、このトシになると問題かもしれない。
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