おいしさを生み出す用意周到
致命的なミスなんですよ。
2年ちょっとのパン作り歴の中で、堂々の2回目。
パンの素材として欠かせない、塩、入れ忘れました・・・
それは、先週の週末。
われらがねこのてベーカリー戦隊の仲間に加わったライムギグリーン(ライ麦粉のことね)に活躍してもらおうと、パン・ド・カンパーニュを作った時のこと。
夜も遅くなってしまって、ちょっと焦ってたのかな。
いつもならすべての材料を計量して準備してからパン作りを始めるのに。
材料は、準強力粉、小麦粉全粒粉、ライ麦全粒粉、塩、はちみつ、水、インスタントドライイーストといたってシンプルなのでちょっと油断したのかな・・・
順調に材料を合わせて混ぜ、冷蔵庫で一晩低温長時間発酵させて、翌日形を整えて再度発酵させ、クープ(切れ目)を入れてオーブンで焼いたら、まずまずの焼き上がり。
粗熱が取れたところで、真ん中あたりを輪切りにして味見してみたところ。
ん?味がない。
あっ!
ここで一瞬で塩を入れ忘れたことに気づきました。
たった5g、小さじ1杯分入れ忘れただけなのに、こんなに影響あるもんなんだ。
食べられないわけではない。でも、味気ないのです。
塩味が足りないんならと、バターをいつもより多めに塗ってみても、パン自体の味気なさはぜんぜんカバーできない。
捨てるわけにはいかないので、1週間くらいかけてだましだまし消費するしかないなと・・・
今朝はスライスしたカンパーニュに目玉焼きを乗せて、味を濃いめにするためにケチャップをたっぷりかけてみたけれど、やっぱりパンの味気なさは消せない。細かく刻んでグラタンの具にでもしたほうがいいのか?
パン作りは、ミスったらあとで帳尻合わせをする、ってことができない。塩を入れ忘れたからといって、後の工程で塩を入れても本来の役目を果たすことができない。パン生地をこねる時にあってこそなのだ。
だからこそ、万端な準備がものを言う。
写真としての”映え”を狙うためじゃなく、おいしいパンを作るために、材料を準備して並べ、忘れているものがないかを確認する。
そうだ、これからは指差し確認するようにしよう。
強力粉、ヨシ!ドライイースト、ヨシ!無塩バター、ヨシ!塩、ヨシ!
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