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二度目の就労ビザをついにゲット

こんにちは、20年ものプログラマーです。

昨年末に採用された会社に就労ビザを申請してもらい、ようやく先月承認されました。一度目2年前の一度目の会社の時は、探し始めて2カ月ぐらいで決まったのと比べて、今回は探し始めてから9カ月も掛かりました。

なんどか諦めそうになったのですが、自分を励ましながら頑張りました。ここでの「頑張った」は、うんうん言いながら力む感じではなくて、知らず知らずのうちに「ダメかも~!」と考え始めてしまう自分に向かって「大丈夫大丈夫!失敗しても殺されたりする訳じゃないし」と諭す感じでした。

人事を尽くして天命を待つ

↑これは私の好きな言葉です。実現不可能に思えるような事も、自分で出来る範囲の事は全部やってみてから、運の向くのを待ちます。出来るつもりで取りかからないと、いざ運が向いてきた時に準備が出来てなかったりして損です。「出来る」と思い続けて準備しておくと可能性が上がります。

ビザの申請にはたくさんの書類を準備しなければならず、「これだけ時間をかけて書類を揃えたのに、申請却下されるかも知れない」と思いながら準備すると、何かしら書類に不備が出てしまったり「ここまでやらなくてもいいだろう」と手を抜いてしまったりするものです。

限界の正体

アスリート為末大さんの「限界の正体」という本がありまして、YouTubeで学生さん相手に同テーマで講演会をしているのを見ました。そこで特に印象に残ったのが、「限界と思われていた記録を一人の選手が破ると、他の選手も次々破り始める」という所です。

つまり、「できる可能性がある」と思えば頑張れるけど、「頑張っても時間の無駄」と思っていると頑張れないので記録も破れない、という事です。「限界の正体」は「できる訳がないという思い込み」という事を言っているのだと思います。

出来るだろうとは思っていたけどやっぱり心配

私の場合は、「承認はされるだろうけど、承認される前に不法滞在期間が出来てしまう」という事が主に心配でした。不法滞在をすると、現在のブラジルの法律では、出国時に一日100レアル(2500円ぐらい ※場合によってはもっと高くなる)✖不法滞在日数を払うルールになっています。

また、私の目標は永住ビザを取る事なので、一度不法滞在の前科が付くと後で不利になってしまうな、とか。それを避けるためにいったん国外に出て、観光ビザで再入国すればいいんだけど、私は例の予防注射を打ってないから飛行機に乗れないかもな、などなど、考えがグルグルしてしまいました。

心配ごとには尾ひれが付く

日本人がブラジルに入国するには観光ビザが不要、という法律もあり、これも便利なように見えて、場合によっては逆にややこしかったりします。現ビザが切れる前に国外に出て、ビザが切れてから再度入国すると、その時パスポートに押してもらうハンコが観光ビザの代わりになります。

出来れば、ビザの取得代行の会社にお願いして、旅行せずに観光ビザだけ取ってもらえないのかな、とかいろいろ考えました。もしこの就労ビザが承認されなかったら?不法滞在になっちゃったら?お金はどうする?二度と日本に帰れなくなっちゃうかな?とかとか。

ちなみに、ブラジルには不法滞在をしている人がたくさんいるようです。国外に出る時に罰金を払わなければいけませんが、それ以外は特に困る事はないらしいのです。

心配ごとかが妄想に変わっていく

じゃあ不法滞在して、日本のリモートワークをすればいいじゃん?海外在住のリモートワーク募集しているサイトがあったな~。とここで実際にググる。あっ、大卒じゃないとダメか。20年の経験を持つプログラマーなんだけどな。実際現場で働く時は、学歴より経験重視だったけどな・・・(笑)

仕事が何とかなったとして、身分証明書が期限切れになっちゃうと困る事があるだろうな。でも、長距離バスに乗る時の身分証明書は期限切れでも大丈夫だった。銀行口座を新しく開く時の身分証明書も、「写真とID番号が乗ってれば大丈夫」って言われたな。じゃあ大丈夫かもなあ。

そんなこんなで承認されたけど大変なのはこれから

就職した先の会社は、なかなか大手で海外支社もあり、大きな開発チームの一員として働く事になります。若い子がたくさんでポルトガル語訛りの英単語を早口にまくし立てる中、言葉の壁と老化の壁に挟まれながら、変化の激しいWEBシステムのプログラマーが務まるだろうか?!

開発関連の用語は英単語をそのまま使う事が多いのですが、backupを「ベッカッピ」と発音したり、restartを「ヘスターチ」と発音したりして、ポルトガル語しゃべってるのに急にAny wayとかBy the wayとか部分的に英語になったり(日本でも似たような事はありますね)

しかも20年の実績を買われての採用だからリーダーシップを期待されたり、外国人だから英語力を期待されたり(私は英語は読めるけどしゃべれない方で)。あとブラジル人特有の、会話しながらメモ取らずに打ち合わせする仕事スタイルとか、設計書なしで開発とか。タイヘンだあ~。

大丈夫!失敗しても殺されたりする訳じゃない。(笑)

読んでいただき、ありがとうございました。

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