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環境保護を声高に訴える人も何故か胡散臭いと感じてしまう人も宇宙戦艦ヤマトの教訓に学ぶべきこと。

九州豪雨災害におけるダム問題やリニア工事拒否の静岡県知事の言動、石炭火力廃止問題等、昨今の環境問題関連の事案を鑑み考察してみました。

まず、ダム問題については辛坊治郎さんに任せるとして、リニア工事を拒否している静岡県の事案を考えてみる。

リニアが必要か不要かはひとまず置いといて、静岡県は、JRが過去に新静岡空港駅設置やのぞみ停車を拒否したため、その意趣返しで工事を拒否し、嫌がらせしているのではという人もおり、とにかく静岡の山の中8.9kmのトンネル工事を断固拒否しているわけです。その理由が環境破壊や大井川水系の枯渇に繋がる恐れがあるという主張です。

元々、静岡県川勝知事は、前知事石川氏のブレーンとして、静岡空港建設を推進し、その後を引き継ぐ形で知事になっています。当初リニア推進派だった筈なのが、一転、環境問題を盾にトンネル工事を拒否している。外から見ていると、嫌がらせと見えてしまうのも仕方がない。ごねて何か見返りを求めて、駅作れ等、それを堂々と主張するならまだ解るが、一切言わず環境保護を持ち出して完全拒否なので、どうしようもない。しかもご本人は、いわゆるハコモノをたくさん作っておられる。富士山世界遺産センター、富士山静岡空港ターミナルビル、ふじのくに茶の都ミュージアム、日本平夢テラスなどです。果して最終の落とし所を想定されてるのか全くわからない。つまり、来年の知事選への選挙対策だとしたら分かりやすいとも言える。環境保護を訴えれば、反論は難しいし、民意の同意を得やすい。国、JRの権力に県民の為に抵抗してますという分かりやすい反権力の構図だ。それまで抵抗されるおつもりでしょうか。

リニア中央新幹線については、不要という意見もあるが、東京大阪間67分の利便性は計り知れない。東京の一極集中を解消し、リスク分散も出来る。沿線都市が巨大都市圏となり、地方経済の発展も見込める。日本のため、人類のためにも、科学技術の革新、進歩は絶対に必要であり、実用化したリニアから、新たに技術が派生し、新しい産業が起こり、世界をリードすることが期待出来る。

さて、現在、環境保護と言えば、イコール二酸化炭素排出削減であり、もはや二酸化炭素は、地球温暖化の諸悪の根源となっている。ただ、アメリカのトランプ大統領が二酸化炭素と温暖化に因果関係はない、と言及したように、様々な意見がある事も事実です。その意見とは、

①地球上の大気組成は、窒素78%、酸素21%、アルゴン0.93%、二酸化炭素0.03%で、温室効果ガスとされている気体は、二酸化炭素63%、メタン18%、一酸化二窒素6%、フロン他13%のことです。二酸化炭素以外の温室効果ガスもあり、しかも、大気中わずか0.03%の二酸化炭素が本当に温暖化にどの程度影響を与えているのか、因果関係は不明。という意見。

②温暖化は、太陽の活動、太陽フレアーの影響力の方が大きいのでは、という意見。

③地球の温度は、氷河期を繰り返すなど周期が決まっている、という意見。

④火山噴火、隕石衝突、自然災害など突発的な事象の方が、大気に重大な影響をもたらす要因となり得るので、二酸化炭素削減自体あまり意味がない、という意見。

⑤世界的な環境保護団体が環境利権を得るために、巨大資金を活用して、お抱え気象学者を雇い世論操作を行っているという陰謀説。パンダマークでお馴染みの世界環境保護基金は、二酸化炭素排出枠の売買や炭素税を世界で提唱しており、それが巨大環境利権になり得ると勘繰る意見である。実際、ネットを使ったオラウータンやかわうそ等、絶滅危惧種に対する寄付金集めは巧みで、文明の利便性を享受している我々の若干の罪悪感につけこむ上手なやり方だと思う。収支報告書が公開されていないとか、寄付金の半分は人件費に費やされるといったブラックな噂もある。

これらの意見を差し置いて、仮に二酸化炭素が温暖化の主原因であるなら、人間が活動を止めない限り二酸化炭素排出は止まらない。特に発展途上の国は、今後、先進国並みの便利で快適な生活をする権利があるはずだし、それを止める事など出来ない。

先進国は、革新的な科学技術で、乗り越えるしかない。例えば、日本がかなり頑張ってるみたいですが、人工光合成の技術。太陽光と水、二酸化炭素を、酸素と炭素に変換する。もし植物が行っているこの仕組みが人工的に出来れば、究極の再生可能エネルギーとなる。温暖化、エネルギー問題を一挙に解決してしまう。環境保護団体に寄付するくらいなら、優秀な人材を集め、専門の研究機関を設置し、世界の叡智を結集させ、研究開発するための資金に使った方が良いと思うのです。

さて、今から60年前に鉄腕アトムは生まれた。言わずと知れた手塚治虫先生の名作、鉄腕アトム。妹はウランちゃん。原子力エネルギーの人工頭脳搭載人型ロボットです。当時は夢のSFだったが、現在、完全ではないにしても、技術的には、かなりいい線まで実現していると言っても過言ではない。

同じ論理で言うなら、40年前に作られた松本零士先生の宇宙戦艦ヤマトは、14万8千光年離れたイスカンダルに放射能除去装置コスモクリーナーを取りに行くお話。光の速度で14万8千年もかかる距離です。時空間をワープしたり、波動砲など凄い技術がありながら、コスモクリーナーは開発出来なかった。つまり、技術開発の戦略を誤ったのでは、と言うことです。ただ、他の技術が突出しているため、カバー出来たとも言える。ちなみに、この装置があれば原子力発電の核廃棄物問題は解決する。今後、一律に原発を停止廃止する事が、問題の解決になるのか疑問で、稼働しながら技術の継承をする事が必要かと思います。現状、福島の汚染水はろ過して分離捕集しているだけなので、最終、トリチウム水処理問題があります。根本的な放射能除去はかなりハードルが高いと思われますが、装置の実現可能性を拙い頭で想像するに、新素材の遮蔽金属発見とか、新たな素粒子が発見され、放射線と相殺できるとか、ブラックホールに廃棄するとか、でしょうか?仕組みをイスカンダル人に聞いてみたいものです。ただ、人間がその頭で想像可能な事は、実現可能と言われているので、今後の未来を期待したい。

この教訓から、あえて極論を言いますと、一律の原発停止廃止は正しいのか。リニア開発より環境保護が優先されて良いのか。二酸化炭素削減に費やす資金や人材は、方向性として適切なのか。環境保護の代名詞、動物の絶滅危惧種に寄付金は必要か。そもそも自然淘汰と言えないか。それらの資金があれば、科学技術開発に投資した方がよほど建設的ではないか。人類が地球に住む限り、問題は科学技術でしか解決出来ない。資金や人材の活用を間違えてはいけないと思うのです。




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