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【2024】オットセイからの独立宣言

2024年は大嫌いなオットセイを
できるだけ自分自身から遠ざけるのが目標です。

世の中のオットセイちゃん
突然大嫌いだなんてすみません。
オットセイちゃんたちは可愛いと思います。
好きですよ。ぬいぐるみとかも最高にキュートですよ。

私が言っているのは「夫姓」です。

6年だったか7年だったか前
入籍したての私は浮かれていたので
苗字が変わった免許証にニヤつきもしていましたけどね。

旧姓は可もなく不可もない平凡な苗字というか
嫌いではないですがそこまで愛着もなかったです。

でも今はすごい旧姓に戻りたい。
私の目標は夫姓を捨てること。

義妹のつぶやき

夫には妹が一人いるのですが、私たちより先に結婚していたんですね。

私たちが新婚で、義妹夫婦にもまだ
お子様はいらっしゃらなかったときのこと
義家族で集まって食事をしたことがありました。

そのとき、なぜそんな会話になったのか
脈絡なく突然義妹が言い出したのか忘れましたが

私絶対(旧姓)の墓に入りたい。(夫姓)とか死んでも嫌。
って、言い出したんですね。

(死んでも嫌というかそもそも死んでからの話なんですけど)

新婚ほやほやだった私はその発想にびっくりしたのを覚えています。

別に義妹は旦那さん側のご家族とうまくいっていないとか
そんなこと全然ないんですよ。

義家族が嫌とかではなく、ただ実家が大好きなんだと思います。


結婚は異文化交流

結婚して、義理の家族との交流の機会も増え
感じたことは
義理の家族は異文化」だということ。

異文化結婚といえば
私の姉はイギリス人の旦那さんと国際結婚をしているのですが
文化的な価値観の違いで夫婦喧嘩が勃発することは多々あるようです。

姉は私が10代の時に結婚しているので
まだ若く独身だった私は国際結婚も大変だな〜
ぐらいに思っていました。

けれどいざ自分が日本人と結婚してわずか数年で感じたこと

それは・・・

「はなから文化が違うと分かっている国際結婚」よりも
「同じ日本に生まれ育っているから常識は共通」と思い込んでいる同じ国同士の結婚の方がややこしいということ。

まず日本の現代における結婚生活は当人同士の合意のみで成り立っていて
その家族の在り方については親兄弟であっても、
何かにつけあれこれ口を挟んだりするものではないと考えています。

とはいえ、何か事情があって疎遠とかそもそも家族がいないとか
理由がない限りは互いの元の家族が付きまとうのも
ある程度仕方ありません。

良好な関係を築ければ問題ありませんが
現実には「義母嫌い」なんてSNSアカウントが存在したり
うまくいっていないと見受けられる方もたくさんいらっしゃる。

ちなみに私はというと
オットセイを捨てたいと思ってるぐらいには
うまくいっていない方です。

家庭内の常識は違う

世間一般的な常識はある程度共通しているかもしれません。

けれど家庭内の「当たり前」は
他の家庭の当たり前ではありません。

例えばひとつ、大学生の頃私が付き合っていた男の子の家庭では
基本的に家事はお母さんの役目
お風呂掃除だけはお父さんの役目
だったそうです。
なので彼の中には「風呂掃除は男の役目」という常識が染み付いていました。

ちなみに我が家の風呂掃除は
「その日の最後の人がやる」でした。

もうひとつ例として、食事について。
私の夫はインスタントラーメンを夕飯に食べることは
よくあったそうです。

我が家はインスタントラーメンは
たまに、それもなぜか土曜のお昼ご飯のみ可でした。

食事関連でいうと他にも
夫は基本的に朝食はご飯で育ったようですが
我が家はパンかつセルフサービスでした。

別にどちらが良いとか悪いとかではありません。
栄養の観点とか、そういう話になると良し悪しあると思いますが
一旦そういうの抜きにして

晩御飯にインスタントラーメンは私にとっては
「なんかいけないこと」という感覚があり
夫にとって朝食に食パンは
「食べた気にならない」という感覚があるだけです。

別に晩御飯にたまにインスタントラーメンを食べて死ぬわけじゃありませんし、朝食にパンだからってお腹いっぱいにならないわけでもありません。


「違い」を受け入れられるか

「どんな食生活で育ったか」そこまで大きなズレはないにせよ

毎朝母親がきっちり手作りの和食を用意していた家庭に育った男性が
朝食は起きたら自分で勝手に用意して食べてどうぞの家庭で育った女性と結婚するとします。

「え、お前朝飯作らないの?」
「え、朝ごはんなんて自分で勝手にしてよ。そこにパンあるでしょ?」
なんて小さな揉め事が起きることもあると思います。

二人の間で簡単に解決すればいいですが
もしそれが男性にとって不満で
ぽろっとそのことを実家で話したら?

「あんた、それが普通よ。和食が食べたきゃ自分で作りなさい。」
とスパッと義家族が言ってくれればいいですが
「朝飯も作らないダメ嫁」扱いされてしまって
そんな些細なことから溝ができていく・・・
っていう展開にもなりかねませんよね。

(いまどき、共働きも多いですし朝からきっちり手作りの和食をみんな揃っていただきますは珍しいと思います。例えです例え)

でもこれ、もし奥様がフランス人だったら?

「俺は毎朝手作り和食で育ったけど、彼女はフランス人だから
セルフでパン食なんだ」

「へぇ〜そうなのね」で終わりですよ。

別に「朝食も作らない嫁」じゃないです。
単に「文化の違う嫁」として受け入れられやすいと思いませんか。

(ちなみにフランス人というのも例えばの話です。
別にアメリカ人でもドイツ人でもいいんですけどね。)

「違い」の解釈

日本人同士でも家庭内の文化は驚くほど違うこともあります。

その違いをどう受け取るか
それは相手に対して敬意があるかどうかで
変わると私は思っています。

相手を「自分より下」とみなしているなら
「違い」は「間違い」とされやすいのではないでしょうか。

逆に相手を崇拝していたら
普通ならどう考えても「間違い」であっても「斬新お考え」になることもあります。(過激な宗教なんかがまさにそうでしょうね)

敬意の有無で態度は変わる

義家族(嫁姑)問題が起こってしまうのは

義親側の
嫁→息子(子供)の奥さん
息子→子供→親(自分)より下
嫁→息子と対等→つまり親(自分)よりは下

という考えが根底に(しかも無意識に)
あることが多いからなのではと感じます。

さらにいうと、息子は実子でいつまでも可愛い守りたい存在
嫁は他人の子で、息子に不都合なことをすれば敵
(中には不倫など明らかに息子に非があるにも関わらず、息子を庇い続けてお嫁さんに牙を向くなんて信じられない話も存在しますよね。)

当然そんな強引、勝手な発想で
「下」とか「敵」とみられることにお嫁さんが
納得するわけありませんし
お嫁さん側はそんな義親を無条件に
「上」にみたりしません。

いまどき核家族化も進んではいますが
嫁ぐ、嫁に来るという言葉が存在するように
女性が男性側の家庭に入る。
という感覚はまだぼんやりとあると感じます。

お嫁さんの立場はやはり弱く、義親から敬意が払われない。
中には嫁いびりなんてしてしまう義母も存在するのが現実です。

嫁としての自覚が足りない

これ、実際私が言われた言葉なんですけど
いまだに意味がわかりません。

嫁としての自覚って・・・

別に夫の実家は財閥でも超名家でも
なんっでもないですよ。一般家庭。

一応個人で商売されているお家ですが
なにもそんな、色んな会社さんと取引があるとか
全然そんなんじゃない。
ほんとにただ小さな田舎町の個人店です。

ちなみに私の実家も元は自営業の家庭でした。
なんなら夫の実家より規模の大きい
会社を経営していました。
けれど別に「自営業の家庭としての自覚」なんて言葉
うちでは一切出てきたことがありません。
(最終的にはいろいろあってもう倒産しましたけど)

まあ、うちの実家のことは置いておいて

私に嫁としての自覚が足りないとか
よく分からないことをおっしゃったのは
実は義母ではなく義父の彼女なんです。

え、おっさん不倫!?
じゃないですよ。

義両親は私と夫が出会う
とっくの前に離婚していて
その後義母さんは他界されているそうです。
ですのでお会いしたこともすることもありません。

嫁の自覚とは?

どう考えても全然意味わからないんですけど
多分こういうこと。

夫、独身時代は服もブランドものとか身につけていて
それなりにオシャレに気を配る感じだったんですって。

で、私と出会って結婚して
私もともと機能性重視でブランド興味なし
な価値観ですし
夫自身体型が変わったこともあってか
ファッションに無頓着になっていった。

ヨレヨレの服をいつまでも着ていたりするから
なんか新しいの買ったら?
とか言っても、別にいい。って本人が言うんです。

けど、どうやらそれ、義家族側が
嫁の私が服も買わせてやらない
とか勝手に妄想しているみたいです。

で、一応商売やってる家庭の息子が
そんなみすぼらしい姿でいることを強要している嫁
→〇〇家の嫁としての自覚がない。

もう渾身の「は・・・?」

夫も大人ですし
着るものぐらい自分でどうにかするんじゃないでしょうか。

(あ、ちなみに夫の実家の商売って
別にブティックとかファッション関連でもないですよ。)

ていうかなんなら私、3歳の娘にだって
特別何かがある時以外は
毎日着る服は自分で選ばせています。

柄×柄でも
色がミスマッチでも
後ろ前が反対でも
本人がそれでハッピーならよし。
さすがに真冬に半袖はやめさせますけどね。

義家族にしたら
夫の身なりを整えることも
妻の勤めなんですかね?

で、それができていないから
出来の悪い嫁なのかな??

夫30過ぎてるおっさんですよ。
過保護すぎて吐きそうです。

あ、ついでに言っておくと
夫、夏にたまに見かけるおじいちゃんみたいに
白の肌着とパッチで外出てるわけでもないですからね。

「〇〇家の嫁」

いったい義家族が私に何を求めてるのか
正直てんで分かりません。

私夫と結婚しましたが
別に夫の家族とは結婚していません。
そして夫と結婚するときに
夫の母親になる契約をしたわけでもありません。

婚姻届提出の際、夫の姓に入りましたが
日本において夫婦別姓が認められていないから
なんとなく大多数がそうするように
夫の姓に入っただけです。

ただそれだけのことで
〇〇家の嫁としての自覚がどうとか言われるなら
夫の姓なんて捨てますよ。全然いりませんそんなん。

結婚したところで私は私であって
夫側の姓を名乗ったからといって
義家族の思い通りになる人形になったわけでも
夫専属のお世話人形になったわけでもない。

もしそれが結婚というものなら
私は結婚したことがそもそも大間違いでした。

まぁなんか他にも
商売やってる家の嫁として
もっと社交的に振る舞えとか
思ってるみたいなんですけどね。

私基本家が大好きでほとんど外出しません。
けど外出て顔見知りに会えば
にっこり挨拶ぐらいはしますよ。

それ以上何を求められてるのか私には分かりません。

で、何が言いたいかというと
私のような人間が〇〇家を名乗ることが
〇〇家にとって都合が悪いなら
全然いいです私。夫姓捨てます。旧姓に戻ります。
と思っています。

その方法が離婚しかないなら
離婚してもいいです。
それぐらい、なんかすごい抵抗があるんです。
「〇〇家の嫁」として扱われることが。

姓が役割を強要するなら姓などいらない

夫婦別姓が認められ
結婚しても女性が男性側の姓に入らないとなると
なんとなく感覚的に
お嫁さんも自立したひとりの人間であると
認識されやすくなるのではないかなと思うわけです。
(そもそもお嫁さんという言い方に違和感出てきそうですけどね)

夫姓を名乗らなければ
「〇〇家の嫁」としての役割を強いられることも
少しは減るのかな?なんて思ったりします。

結婚して数年
〇〇家の嫁として自覚がないらしい私は
冒頭で書いた義妹と同じく
「(夫姓)の墓に入るなんて死んでも嫌。」です。

義妹の方は多分実家大好きだからですが
私の方は義家族無理だからです。

離婚すればそのまま実家の墓に
離婚しなかった場合
樹木葬か散骨か
とにかく1人気楽に葬ってくれと
娘にお願いする予定です。

ちなみに「〇〇家の嫁」といった考え方に
肝心の夫はどう考えているのかというと
普通に「意味わからん」とは思っているみたいです。

けど夫の性格とか、家族間の関係性的にも
正面からズバッと物申せない。

私は「情けな」と思って
もう諦めてるし冷めてます。

離婚については正直別にどっちでもいい。
義家族は面倒くさいですけどね。

とはいえ子供はパパ好きなんで。
まだしゃあなし結婚生活を続けています。

アイデンティティに姓が邪魔

とりあえず2024年の目標は
夫姓から離れて自分で決めた名前でお仕事をすることです。
ハンドルネーム的な?

芸能人とかわかりやすいですね
本名より有名な芸名がありますから。

例えば反町隆史さんと松嶋菜々子さんご夫婦。
お二人の姓は野口さんらしいですが
反町隆史さんですし、松嶋菜々子さんじゃないですか。
もうそれでアイデンティティが確立されている感じ。

反町隆史さんは「野口さんの息子さん」ではないですし
松嶋菜々子さんは「野口さんのお嫁さん」でもない。
俳優の反町隆史さんと、女優の松嶋菜々子さんですよ。
伝わりますかねこの感覚。私の言いたいこと。
(実際このお二人が野口家でどういう立ち位置で
どういうご関係かは知りませんよ。
世間一般的にみてどういう存在かということです。)

もちろん私が今から芸能人になろうなんて
(なれるだなんて)思っていません。

でも今、自分なりに悩んで、もがいて
デザインとかライティングとか動画編集など
いろいろ学んで何者かになろうとしているのです。

自分で決めた名前でお仕事ができるようになれば
私はただ「〇〇家の嫁」ではない
自立したひとりの人間であり、その役割も生き方も
私自身が選択する。他の誰に文句を言われる筋合いはない。
と少しは義家族に示せるような気がしているのです。








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