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【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 17.11.2023

Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine – 17 November 2023

日本語訳:

  • 初めてのことになるが、ロシアがA-50“メインステイ”D早期警戒管制機を投入し始めている可能性は高く、その目的は、SA-21[S-400]長射程地上発射型防空ミサイル・システムのために、ウクライナ上空の攻撃目標を特定することにある。この任務は、メインステイの中心任務である戦闘機の統制に加わるものだ。

  • 通常用いられるSA-21用の地上設置レーダーと比べ、メインステイは自機のレーダーを使って、さらに大きな範囲で敵性航空機を探知することができる。それは、高度があるため、地表から見た場合の地平線のさらに先までレーダーによって走査できるからである。

  • ロシアはメインステイとSA-21の統合を進めている可能性が高く、その理由の一端に、ウクライナが今後、西側供与の戦闘用航空機を投入する公算が高いことへの懸念がある。メインステイに課せられた新たな役割の効果的な遂行のために、メインステイを前線により近いところで飛ばすリスクを、ロシアがさらに受け入れていく可能性があり、その可能性には現実味がある。

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