
【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 11.02.2024
Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine – 11 February 2024.
— Ministry of Defence 🇬🇧 (@DefenceHQ) February 11, 2024
Find out more about Defence Intelligence's use of language: https://t.co/OvlDlvNrbQ#StandWithUkraine 🇺🇦 pic.twitter.com/EBLmMDLVNw

Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine – 11 February 2024
日本語訳
ウクライナでのロシアの戦争が、ロシア全土での医療関係専門家の不足を招く継続的な要因になっていることを示すものがある。2022年9月にロシアで行われた動員の直後、医療関係専門家は国外に出ないように警告された。それにも関わらず、ロシアの医師と医療関係専門家の2%にのぼる人々が、召集を避けようと国を去ってしまった。それに加えて、最大で3,000人の医療従事者が、戦地での医療を支援するために、動員されている可能性も高い。
2023年11月にロシア連邦保健省は、医療部門において医師が約26,500人、看護師が約58,200人、それぞれ不足していることを発表した。22の地方行政体において医師の不足度合いは大きく、それらとは別の7の地方行政体において、医師不足は深刻なものと判断されている。2024年1月以降のデータに基づく他の試算には、直近の15カ月間で医師数が7,500人減少したことが示されており、その原因の多くは長時間・低賃金労働にあるという。ロシア連邦下院の地域政策・地方自治委員会は、2024年予算案に関する報告のなかで、とりわけロシア連邦の貧しい地方で、医療関係者への給与支払いに関する問題が起こる見込みがあることを指摘した。
ウクライナにおけるロシアの戦争を支えるために必要な、莫大なリソースと財政的負担が、ロシア国民にサービスを提供している、さまざまな民間向け部門にマイナスの影響を及ぼしている。なお、ロシア国内における医療関係専門家の人数減の傾向が、2024年の間に変わる兆しはまったく存在しない。