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【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 29.03.2024

UK DEFENCE INTELLIGENCE:
Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine – 29 March 2024

日本語訳

  • 2024年3月24日、ウクライナ空軍はクリミア各地に対するいくつかの空爆を行った。その攻撃目標の一つが黒海艦隊(BSF)の通信センターで、クリミアのセヴァストポリに位置している。

*注:ウクライナ空軍が空爆したクリミアのセヴァストポリ
  • 画像分析によって、建物の一つが構造上のダメージを受けたことが特定でき、それには屋根の部分的崩壊が含まれている。また、さらに2棟の建築物が爆風によるダメージを受けた。ロプーチャ級揚陸艦2隻と戦車、そしてユーリー・イワノフ級情報収集艦1隻も空爆によって損傷した。

*注:右の写真を見ると、屋根の一部が破損していることが分かる。
(’Partial roof collapse’と書かれている箇所)
*注:上がロプーチャ級揚陸艦と戦車、下がユーリー・イワノフ級情報収集艦。2隻の船尾の点線囲い部分が損傷箇所。
  • この種の空爆によって、通常ならばセヴァストポリの港湾施設を使用している高価値なロシア軍艦艇を、もっと東方に位置する代替港湾施設に配置せざるを得なくなっている。損失を少なくしようとロシアが試みているにもかかわらず、ウクライナは、この地方における黒海艦隊の戦力投射能力の低下に成功を収めていることを、引き続き示している。

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