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【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 06.04.2024

UK DEDENCE INTELLIGENCE:
Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine – 06 April 2024

日本語訳

  • 2024年3月28日、クリミアのテレグラム・チャンネルの一つは、クリミア上空で任務に就いていた1機のSu-27航空機がロシア軍防空部隊による友軍誤射で撃墜されていたことを報じた。セヴァストポリのロシア傀儡知事ミハイル・ラズヴォジャエフは、技術的なミスがあったが、パイロットは生還したと語った。

  • 2024年3月24日、ウクライナはセヴァストポリに位置する目標と黒海艦隊に対して攻撃を行った。この攻撃によって、当地のロシア軍防空網が即応態勢を高める結果になったのはほぼ確実である。過去にも同様の友軍誤射の事例があったという報告が、未確認情報だが存在しており、それらの事例は通常、不当にロシアが占拠しているウクライナ領内に配置されているロシア軍に対して、ウクライナが行動を起こした期間のあとに発生している。さらなるウクライナ軍の行動への恐怖感によってロシア軍防空部隊要員の間でストレスが増し、緊張が高まっており、技術的な問題というよりもむしろこれらのことが自軍のパイロット及び友軍機との不慮の交戦を引き起こしている可能性があり、その可能性には現実味がある。

  • 今回の出来事は、もし事実ならほかの事例もそうであるが、ロシア軍の状況把握能力及び部隊間連携の欠如を浮き彫りにし、それと同時に、ウクライナ軍の行動が及ぼす二次的影響の効果もよりいっそう明白に示すものになっている可能性が高い。

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