見出し画像

【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 2024.10.11

UK DEFENCE INTELLIGENCE:
Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine - 11 October 2024

日本語訳

  • ウクライナ東部のアウジーウカ[Avdiivka]〜ポクロウシク[Pokrovsk]地区が、依然としてロシア側の主たる重点になっている可能性は高く、ここ一週間、激しいロシア軍の作戦行動が確認されている。ポクロウシク攻撃の条件づくりをロシアが続けている可能性は極めて高い。ポクロウシクの外周に位置する町セリドヴェ[Selydove]をロシアは部分的に包囲しており、ロシアが今後の数週間以内にこの町の奪取を試みる可能性は極めて高い。

※DEEP STATE制作地図より
https://deepstatemap.live/en#11/48.1704360/37.1392822
  • 同じ東部において、ロシアはトレツィク[Toretsk]という町の中心部まで占領地を広げている。とはいえ、その進捗はゆっくりとしており、この町のなかのロシア軍展開地点は、ウクライナ軍の反撃に脆弱である。

※DEEP STATE制作地図より
https://deepstatemap.live/en#14/48.3942482/37.8315926
  • 2024年10月の初めにヴフレダル[Vuhledar]を占領して以降、ロシア軍はこの町を越えて、わずかにしか前進できていない。なお、ヴフレダルは、ザポリッジャとドネツィクという二つの主戦線をつなぐ地点に位置している。

※DEEP STATE制作地図より
https://deepstatemap.live/en#11/47.8489903/36.9944000
  • ザポリッジャ州では、この地域の東側での攻勢作戦を、ロシア軍が再活性化しようと試みている兆候がいくらか見られ、それとあわせて、ザポリッジャ市とメリトポリ市を結ぶ主要道路上に位置するカミヤンシケ[Kamianske]という村落を、ロシア軍が奪取したことも伝えられている。一年間、この地域は相対的に落ち着いていた。だが、ロシア軍が今後、ここでさらなる攻勢作戦を行い、それを持続させていけるかどうかは、分からないままである。

※DEEP STATE制作地図より
https://deepstatemap.live/en#11/47.6656186/35.2132416

いいなと思ったら応援しよう!