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【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 25.07.2023

https://twitter.com/defencehq/status/1683712469863129088?s=61&t=Hec3KraNWDg6Q9eZhM76Ow

日本語訳:

  • 2023年7月18日以降、オデーサとほかのウクライナ南部諸地域に対するロシアの長距離ミサイル攻撃回数は、以前よりもいっそう多くなっている。この攻撃の特徴として、AS-4“キッチン”[*Kh-22]ミサイルを例のない数、使用している点がある。このミサイルは元々、空母を撃沈することを目的に設計された、5.5トンの重さをもつ兵器である。

  • 被った損害のなかには、オデーサ南部のチョルノモルスク港にある複数基の穀物サイロが含まれ、それだけでなく、歴史的価値を有するオデーサ市中心部にも被害が及んでいる。2023年7月24日には、ロシアは片道攻撃型ドローンによる攻撃をダニューブ川のドックにまで拡大させたが、そこはルーマニア国境から約200mしか離れていない場所である。

  • 黒海穀物イニシアティブがまだ効力を保っていた2022年8月から2023年6月までの期間、ロシアは南部諸港の民間インフラへの攻撃をおおむね控えていた。ロシアがこの協定の更新を停止してから、クレムリンは政治的制約を以前よりもあまり感じていない可能性が高い。また、ウクライナがこの地域に軍事物資を保管していると考えていることを理由に、クレムリンはオデーサの目標への攻撃を試み続けている。この戦争が始まって以降、ロシアの爆撃作戦には、不十分な情報活動と攻撃目標設定手順の機能不全という特徴が、常に付きまとっている。

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