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パラダイスは自分の足で目指すよ

好きな人が貸してくれた矢沢あい先生の「パラダイス・キス」を読んだ。読んでいて体に熱が巡るのを感じた。
パラキスの仲間達と出会った頃の主人公紫は18歳。今の私と同い年。紫は18歳でモデルの世界に出会い、そしてジョージに出会った。そしてラストのシーンでは28歳になった紫が描かれている。10年。10年の間に紫はプロのモデルになり、美和子と嵐は結婚して、もうすぐ紫と早坂くんもまた結婚する。本当に人生はどうなるか分からないものだ、自分の選択次第で。私もこれからどうなるのだろう。10年後は何をしているのだろう。主人公の紫は自分のことを主体性が無くて人に責任を委ねているだけのダメな女だとことある事に言っているが、そんなことはないと思う。厳格な親に反抗し学校も休むという決心をしたのはすごいことだ。私ならきっと出来ない。私もまた、紫が自分のことをそう思っているのと同じように、主体性が無くて人について行ってばかりの人間だ。私もこれから紫のように歩けるだろうか。自分が何者かは能力では決まらない。何を選択するかだ。これをパラキスは教えてくれた気がする。18歳の私が、この作品に出会えて幸せだ。

「少しの才能とあふれる情熱、それに伴う行動力!」それがあればどこかで道は開けるよね。パラダイスは、自分の足で目指すよ

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