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2020年PMの仕事に役立った本

2020年はとにかく家にいた1年でした。クリスマスも終わり、今年も残りあとわずか。仕事納めまではあと3営業日です。
毎年読んだ本のまとめやってるんですが、今年はプロダクトマネージャーとしての立場で役に立ったものを中心に7冊ピックアップしてみました。

今年読んで良かった本7選

久しぶりに開発プロセスを考える事が多かったので、改めてインプット用に。ストーリー仕立てで読みやすいですが、案外リアルな感じもあり、SCRUM BOOTCAMPとかに比べるともっと辛辣な瞬間を描いてたりします。話の中でチーム規模も小→大と推移していくので自分の置かれている環境に置き換えながら読むと何かしらヒントが得られます。

OOUIに関する書籍があまり多く無かったのですが体系的にまとめられた物があったので購入。OOUIとは?という話をするとやはり思い出すのは某ピザ屋のアプリのUI。タスクベース、オブジェクトベースとその違いを体系的に理解したり、自分が担当しているサービスに考え方を反映するのに良いです。ここら辺はデザイナーと共通理解を深めるために輪読会とかやれると良さそう、と思ってたらたまたま社内で来年輪読会やろうという話がこの間出たので今から楽しみ。

UXライティングの文脈で購入。ライティングの話なんだけど、これまんまチームビルディングやリーン開発、スクラムの話に繋がるなあという感想。ライティングの知識やスキルは全てに通ずるので特にPMなんかは読んでおいて損はないです。昨年から僕の中のテーマとしてライティングが大きかったのと今の担当しているプロダクトでもライティングは重要なのでとても役に立った。というか普通に読み物として面白かった。

現時点で正直まだ全部読み切れてません。が、事例など引用されていて読みやすさはあります。どうしてもこれまでの仕事の中で、机上の空論、点と点が繋がらない戦略など気持ち悪さを感じる瞬間がこれまであったのですが、自身で戦略を考える事もあり、戦略に対してのモヤモヤを払拭するために読んでいます。これまでやってきたことはどうだったのか?というのを検証しながら。

環境要因や自社のアセットなどから戦略を考えていく中で、特に他の人に伝える時にどうもサービスの価値について表現が薄くなってしまうなあと思っていた事もあり、なんとなくやってたVPCをちゃんとインプットしようと思って読んでました。あと小城さんのnoteの記事もめちゃくちゃ良くて参考にさせてもらってます。

副題がまさに全てを語っています。INSPIREDもPMにとって凄く良い本だと思うんですが、個人的にはこちらの本の方がよりリアルな感じがあります。ビルドトラップ避ける=アウトプットではなくアウトカム(成果)で評価する。PM本で共通して言われていることは「課題解決思考」であり、そのための方法論や考え方はいろんなアプローチがあるなあと思います。斜め読みで気になる所だけピックアップして読み返す使い方をしています。

サービス開発に関わる方は読んでおいて損はないです。人間の行動変容について、心理学・行動経済学・統計など多角的な知見からそのエッセンスをまとめています。フレームワークを用いてサービスを構築するためのプロセスと実行する上でのポイントが解説されており、サービス開発に関わる人に取って非常に役に立ちます。また偶然ではあるのですがリクルート時代の上司が翻訳に携わっていて、さらに巻末に現職の会社のサービスの事例も載っているので不思議な繋がりを感じる一冊です(極めて個人的)

おまけ

全くPM関係ないですが、今年10年ぶりくらいにギターアンプ買いました。いわゆるデスクトップアンプというカテゴリらしいです。
今のアンプってすごいんですね・・・。サイズはかなりコンパクトなんですが、しっかりと音量出ます。加えてアプリで作った音をプリセットできたり、オーディオインターフェースも内臓されてます。
LINE6のワイヤレスシステムセットになってるヤツでレシーバーはアンプに内臓されております。20年前に一度は夢見たワイヤレスシステムがお手軽に買える時代になったんすねえ。おかげで机周辺にシールドだら〜んと垂れ下げなくても良くなったので部屋も整理されました。

まとめ

今年はあまり量を読んでいないですが、現職の仕事に役立った本との出会いが多かったです。一方で仕事中心の本を選びがちだったので、来年はもう少し幅を広げるようにしようかなと思います。あと後半は本読むよりも健康を意識してジム通いに時間を割いたのでその甲斐もあり、マイナス3キロの減量に成功しました。もうラーメン食べなくても平気。人間の行動変容を自分で実感した1年でした。

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